今週のカミュスレまとめ

８月10日(金)～17日(金)に開催された、UR蘭丸・SR音也のイベント「Steal your heart」

結果とセトリ感想でーす。

今回は、イベントで挑んだユニットも載せていこうと思います。

１．FORCE LIVE(HARD手動、PROオート＆手動)

レベル13なだけあって極めてむずいフォスライ。

今回のイベントで、初めてPROの譜面を見ました。

全開の那月イベのオリオンよりはテンポが遅いので、わりかし指はついていけそうという第一印象。

けど、イントロの「Ah…」の高速連打

Ｂメロの「集え 伝え 息吹け 強く」の短めの長押しスライドの連続攻撃(？)からのサビ。

初めて手動で叩いた時は↑のユニットではなく、UR３人とダンシングトキヤはそのままで

カットイン３人を水着音也、ダンシング嶺ニ、ナビゲーターカミュといった、ライフと判定強化にした

「クリアさえ出来ればいい」というチームにしました。

(嶺ニとトキヤのおかげで、LIFE90%残してクリアのミッションは達成できた。)

けど、それだと逆に↑のユニットよりスコアが低かったので

クリアさえ出来ればいいから高得点を取る、という方向に最終的になりました。

そういう意味では、JPを2400回とるミッションの選択も出来ました。

２．恋色センチメンタル(HARD・PRO手動)

ユニット１は、トータルパフォーマンスが１番強いチーム

序盤は１でやりましたが

完凸のヘッドホン翔ちゃん＆蘭丸(どちらもサブスキル持ち)の、スコアを稼げる４に切り替えてプレー。

PROはどの曲でも、一瞬の油断でフルコンを逃すんですが

それさえなければ難なくパフェコン取れる曲、という(自分の中の)レベルまで来ました。

ぶっちゃけ御曹司トリオの曲が来なくてホッとしましたｗ

３．QUARTET★NIGHT(HARD・PRO手動)

ユニットはフォスライと同じ。

(個人的に)エボリューション・イヴじゃなくて良かったぁ…ｗ

ライアゲ組のイベント不参加だったのでセトリ調べたら、エボイヴがなかった。

それなら今回きちゃうか？とソワソワしていたんですが、きませんでしたねｗ

手動で回せる曲があるかないかで、オートで回した曲のポイントに結構の差が出てしまいますよね。

そういう意味では、獲得ポイントが30％アップする３曲目にQ★Nがきてくれて良かったです。

これがフォスライと逆だったら、あと２周分回していたかと…。

軍服蘭丸に「気抜くな！」って背中を押された直後にミスる事件(カルナイイップス)が２回起きてしまい

地味に悔しかったです。

４．ポワゾンKISS(HARD手動、PROオート)

えーと…。

フォスライよりポワキスのPROの方がむずくない…？

オリレゾのように、右を見ずに左を見て叩け、という譜面じゃないか…。

オートで回して指がついていけるか練習して

試しに手動でやってみよう、とやってみたんですよ、１回。

なんせ死にたくなかったので、ユニット１の２枚の翔ちゃんを

ダンシング藍ちゃん、ナビゲーター蘭丸に変え

回復と判定強化重視ユニットで挑んだんですが…

14個もノーツをこぼしてしまい、オートより低い点数とポイントになっちまいましたorz

どうやるんだよ、カミュの「slowly slowly」のトコ…。

５．W.I.L.D SOUL(HARD手動、PROオート＆手動)

カジノ蘭丸＆藍ちゃんの時は終始オートで回していたんですが

今回は実際に手動でやりました。

イントロとサビ前の鬼スライドでてこずるかと思いきや、全く問題なかったです。

イントロの両スライドの時なんて「いやっふーい！」って感じで気持ち良かったｗ(？)

てこずったのは、曲が終わる直前の高速連打。

いまいちリズムが掴めないまま終わっちゃったな…。

判定強化のないユニット４でやって、必ずBADとMISSが出ちゃったんですが

完凸したURを持ったフレンドさんのおかげで、自分なりにそこそこ高いポイントを稼ぐことが出来ました。

サンキューベリベリマッチョッチョ☆

６．虹色☆OVER DRIVE!(HARD・PRO手動)

この曲のPROって、ドラムを叩いている感覚になるんですよね。

まあ、リズムがわかりやすい反面、降ってくるノーツがバラバラで目が疲れるというか…ｗ

水着レンに助けられてフルコンを取れた時があれば

Ｂメロのバラバラノーツとアウトロで降ってくる同時押しノーツの雨に惑わされて

ノーツをこぼしてフルコンを逃した時もあり。

(ただそのおかげであって、Amazing LoveのPROのサビ途中の同時押しノーツの雨についていけた)

また開催されるであろうスコアバトルのために、完璧にしておかねば。

７．No.1(HARD手動、PROオート＆手動)

カルナイソロのカップリング曲第２弾？がきました。

野生魂よりテンポは遅いけど、遅い分16分刻みのノーツが多そう

ただ、曲的にスライドはなさそう？

という、PROをオートで回す前のワイのイメージ。

スライドなくてホッとしました。

けど、やっぱり小刻みのノーツは多かった。

イントロの３連符、Ｂメロ途中の３連符

イントロは片側が長押しで見る必要なかったので、もう片側に集中出来たけど

Ｂメロ途中のは同時押しノーツが間に入ってきたので

目で追うのに必死だし、心の中で「指動いてくれー！」と叫びましたｗ

ただ、この２ヶ所がついていけても、「おれはおれだと記そう」のリズムはわからず終いでした…。

ここで必ずBADやMISSが出て、１回もフルコンは取れませんでした。

けど、野生魂もNo.1も、叩いていて楽しかったよん♪

☆最終結果

獲得ポイント…231644Ｐ

順位…14353位(上位20％)

報酬…金メダル×３、プリズム90個

ブロマイド…SR音也２枚、UR蘭丸１枚(音也１枚目は4日目、２枚目は６日目、蘭丸は最終日に入手)

いやー今回、自分の中で上位20％に入れたのが奇跡です。

今までは30％内の良くて真ん中、悪くてお尻の位置にいたんですが

その上をいく20％の真ん中にいて、素直にビックリしました。

というのも、蘭丸を入手したのが最終日のAM８時前後。

その時間にセトリを回り終えた時点で上位15％。

けど、正午～イベント終了直前の参加者の追い上げは半端ないだろうから

いつもの30％の位置に入っていればいい、の気でいました。

これまで参加�
��たイベントの中で、１番良い結果だったと思います。

今回のイベで学んだのは

フルコン目的でライフ回復や判定強化のブロマイドを入れてユニットを組むより

ダメ元でフルコン出来なくてもスコアとポイントを稼げるユニットで挑む

ということ！

さあ、69あったLPが、蘭丸のせいで29まで減ってしまいました。

あの人とあの人のイベの時のためにLPを貯めたいので、次回は不参加かな…。

けどプリズム稼ぎのために参加したいし…。

迷いどころです。

それに、シャニライリリース１周年記念のイベが開催されるそうだけど

それが終わったら、またいつものセトリ形式のイベをやるのか、はたまた違った形式のイベをやるのか気になったりもします。

(スコアバトルとは別に。)

ほいじゃ。

サラバだサラダバー

意味ない詩Ⅱ

マイブームの意味ない詩

つむじが薄くなってきて

高気圧、低気圧、台風情報

生半可な気持ちではイカン

流しソーメンの竹が折れて

そこで私はひれ伏した

ライラックの花が咲く春

小さな小窓はガラパゴス

鏡に写る双子のモアイの美

夏の日差しは焦げたパン

カミュの言った「不条理」だけど

卓袱台のモロキューは美味しい

行きの道は足が重かった

改札口で君の事いつも待った

生ものでした

将来の夢･･･

桜の木の下で草むしり

モグラとダルマさんが転んだ

となりのトマトと

千のチラリで神の隠し子

よく滑る氷上のストレッチ！

コロンビア大学元教授。

神山幹夫先生への手紙。

神山幹夫先生。都内のレストランで。

先日はありがとうございます。「異邦人」を丸ごと暗記している人がいるのですね。

先年、北海道へひとり旅行したとき、カミュの「異邦人」(窪田啓作訳、新潮文庫、平成26年、128刷改版)をまた手に入れました。――これで何冊目になるのでしょうか。読みたくなると、すぐ手に入れたくなり、出先の近く書店でおなじ「異邦人」を見つけると買ってしまうのです。

それほど、ぼくのこころを捉えて放さないのが「異邦人」です。

人は、だれでも、一冊や二冊、そういう本を持っているとおもわれます。ぼくの場合は、きょくたんで、この本に魅せられて何年になるでしょうか。ぼくにとっては、恋人みたいなものです。

たぶん、ぼくは大学生になってこの本を読んだとおもいますが、それ以来、ずーっと読みつづけているわけで、ぼくにはなくてはならないもの、生きるためにどうしても必要なもの、もしも、自分がいよいよ死ぬというとき、ぼくは最後にたばこを一本求めるかもしれませんが、同時に、この「異邦人」を読みたくなるかもしれません。きっとそうだと確信できます。

死にのぞんで、「異邦人」を？

そうです。「異邦人」を。

この小説を読んで、事々しい文学論争の渦中に身をおいていた時期もありましたが、いまは、そういう話には興味はなく、好きだから読む、そういう心境です。だからといって、サルトルの「異邦人」解釈に興味がないかといえば、少しはあります。ありますが、「静かにしておいてくれ！」という気持ちです。

カミュの「シシュフォスの神話」は？　

カミュの「最初の人間」は？

それもいいけれど、やっぱり「異邦人」だ、とおもってしまいます。

この小説は、ぼくが生まれた1942年に発表された作品で、世界の文学に投じられた小粒なこの一石は、とても大きな衝撃と、とても大きな波紋を世界にひろげたとおもいます。

ふざけたような振りをして、頭をそらし、彼女の腹の上へ載せた。彼女は何もいわず、私はそのままでいた。眼のなかに、空の全体が映った。それは青と金色だった。うなじの下で、マリイの腹がしずかに波打つのを感じた。われわれは、半ば眠ったように、ブイの上に長いことじっとしていた。太陽があまりに強くなると、彼女はとび込んだ。私はそれに続いた。私は彼女をつかまえ、腕をからだにまわして、一緒に泳いだ。彼女はひっきりなしに笑った。岸で、からだを乾かしているとき、彼女が「あなたより黒いわね」といった。

(「異邦人」２６ページ)

われわれが服を着たとき、私の黒いネクタイを見て、彼女は驚いたようだった。私が裳に服しているのかと尋ねた。私はママンが死んだといった。いつ、と彼女がきいたので、「昨日」と答えた。彼女は驚いてちょっと身を引いたが、何もいわなかった。自分のせいではないのだ、と彼女にいいたかったが、同じことを主人にもいったことを考えて、止めた。それは何ものをも意味しない。いずれにしても、ひとはいつでも多少過ちをおかすのだ。

(「異邦人」２７ページ)

「だまされていることがよくわかった。そこで手を切ることにしたんだ。おれはまず女を引っ叩(ぱた)いて、それから、あいつの正体をきめつけてやった。自分のあれでたのしむこと、お前の望みはそれだけなんだ、といってやった。『お前にはわからないんだ。世間というやつは、お前がおれから受ける幸福をうらやんでいるんだ。もうすこしたったら、お前の持っている幸福がわかるだろうさ』とね、ムルソーさん、おれはいってやったもんだよ」

(「異邦人」４０ページ)

彼女は私のパジャマを着ていたので、袖をたくしあげていた。彼女が笑ったとき、私はふたたび欲望を感じた。しばらくして、マリイは、あなたは私を愛しているかと尋ねた。それは何の意味もないことだが、恐らく愛していないと思われる――と私は答えた。マリイは悲しそうな顔をした。

(「異邦人」４６ページ)

夕方、マリイが誘いに来ると、自分と結婚したいかと尋ねた。私は、それはどっちでもいいことだが、マリイの方でそう望むなら、結婚してもいいといった。

(「異邦人」５４ページ)

この激しい暑さが私の方へとのしかかり、私の歩みをはばんだ。顔のうえに大きな熱気を感ずるたびごとに、歯がみしたり、ズボンのポケットのなかで拳(こぶし)をにぎりしめたり、全力をつくして、太陽と、太陽があびせかける不透明な酔い心地とに、うち克とうと試みた。砂や白い貝殻やガラスの破片から、光の刃が閃(ひらめ)くごとに、あごがひきつった。私は長いこと歩いた。

(「異邦人」７５ページ)

海は重苦しく、激しい息吹を運んで来た。空は端から端まで裂けて、火を降らすかと思われた。私の全体がこわばり、ピストルの上で手がひきつった。引き金はしなやかだった。私は銃尾のすべっこい腹にさわった。乾いた、それでいて、耳を聾(ろう)する轟音とともに、すべてがはじまったのは、このときだった。

(「異邦人」７７ページ)

♪

アルベール・カミュ。――彼は１９１３年、アルジェリアのモンドヴィで生まれましたが、その彼がこんなことをいいます。

「わたしは自由を、貧困のなかで学んだ」と。

彼がフランスの旧植民地のアルジェリアで生まれたことと、何か関係があるのでしょうか、この「異邦人」という小説は、奇しくも、パリの中央文壇とはなんの関係もなかったにもかかわらず、一躍、時代の寵児と呼ばれるようになり、いまでは、世界の多くの読書人をトリコにしてしまうほど、忘れがたい異彩を放っています。

ぼくの読書の真ん中に鎮座するこの本は、骨の髄までぼくをトリコにしてしまいました。この小説を、多くの人、多くの友人たちに紹介し、いままた、２８歳の青年はそれを読み終わり、何かいっていました。ほとんどつぶや�
�で、ひとり言のようにいっていましたが、アンブローズ・ビアスの「アールクリーク鉄橋の出来事」よりもいいといってくれました。

「アールクリーク鉄橋の出来事」は、芥川龍之介が日本に紹介した小説ですが、その芥川はカミュを知りません。

もしも芥川龍之介が「異邦人」を読んでいたなら、きっと、べつの小説を書いたかもしれません。それほどの異彩を放っている作品におもわれ、これが出てからというもの、フランスの文壇はもとより、昭和２６年から日本における文学の方向性ががらりと変わったようにぼくにはおもえます。

あっという間に読み終え、ぼくは、あまりのすばらしさに、唸ってしまいました。

♪

その「異邦人」を、丸ごと暗記している人がいるのですね。凄い！　です。これからちょっと西新井まで出かけ、妻と映画を見てきます。それではまた書きます。

平成29年5月2日