アカツキにハマリ中
ドラマ モンテ・クリスト伯の真海様(まだ言ってるよ!)が
私の前を疾風のごとく駆け抜け
心待ちにしていたワンコと娘との再会も
まるで幻のように・・・過ぎ去り
私は完全に「もぬけの殻」になっていた。
(ところで この『もぬけ』ってなんだ?と50目前でハタを知らぬことに気づく(呆)
同じように気になった方はグーグルさんに聞いてね♡)
目はどよん・・・・ 腹の肉もぼよん・・・・・
あ、 これはいつものことだが・・・・。
そんな どん底な私を拾ってくれたとあるアプリと出会った。
私がインスタでインテリアやらアンティークやらをフォローしている関係だろうが
最初 フォローしてくれ!の宣伝か
はたまた インテリアショップの宣伝か?と思ったのだが
思わずクリック。
なんとまぁ これ ネットゲームのアプリをダウンロードせよ!の宣伝だった。
通常「依存体質」である自覚があるので
ネットゲームもパチンコはじめ賭け事も 一切手を出さぬようにしている。
特に賭け事なんぞ目覚めたアカツキには
家計を逼迫するどころか
破産に追い込みそうだし(笑) ←いや そこまで依存するまえに
賭け事をする集中力がないかも・・・だけれど(笑)
だが 今まで宣伝等で目にしたことのない「毛色」と
様々なもの(者&犬)が 私の傍から消えた孤独を埋めるために
珍しくダウンロードしてしまった。
これが なんとまぁ 面白いこと!
どんなものの取り扱い説明書も面倒で読まぬ私。
このゲームもなんとなく テキトーに始めたが
どうやら ゲームをする側が インテリアコーディネーターになり
クライアントの要求を叶える
「コーディネーターごっこ」なのだ。
使われる家具は 実際に巷で人気のある
家具ブランドのものだったりする。
インテリア雑誌を目にしながら
脳内で あれこれ理想の部屋を「妄想」する代わりに
目の前のスマホの画面に 自分の理想の部屋ができてくる!というわけ。
私がはまらないわけがないっ!
心待ちにした夫が宿泊出張先から戻っても
挨拶もテケトーに
「めずらしく」 何かに集中している私に 夫が
何してるの?と のぞきこみ
うーちゃん向けだね~・・・・という。
その目は明らかに
このく〇暑い日 帰宅直後の自分にデブ妻がまとわりついてこないことを
喜んでいた。
オーダーされる部屋は パリの一室だったり
ロンドンだったり・・・・ 北欧のどこかの街だったり・・・・
こりゃ たまらん!
とまらん!
真海ロスも娘ロスもワンコロスも これで紛れるわ~♡と
大喜びしていたのだが
その喜び・・・・
私のひとめぼれ・・・も
あえなく1日で終了した(撃沈)
下の写真は私の作品だが
上の黒い帯の部分を見てほしい・・・・
家具類を買う資金が無くなったのだ・・・・・
無計画に買いすぎたのだった・・・(涙)
リアルでも 私は家庭の財布に一切関与していない。
手元にあればあるだけ使う ザ・ザル女だからだ。
経済観念の発達した夫(ケチちゃうんで?)が
わが家の財布を一切取りしきり
あたしゃ どこに なにがどれだけ あるのか?ないのか?
わかっていない・・・・・ほど
旦那頼りの「家計」なのだが(呆)
やっちまったよ!
欲求にかまけて
欲しい家具だけ買いあさり
「予算」なるものを度外視したのだった。
翌日になれば いくらか自動で(ログインボーナス)のように
お金が増えるのかな?と期待したが一向に増える気配はない。
けっ!
「妄想」の手伝いのくせに
課金させるのかよっ!
急激な愛は 憎悪へ転じるのも早い。
このアプリと出会った途端
いつものMちゃんに わざわざ「ステキアプリと出会った♡」 と
メッセージを送ったが・・・・・
その後 お金がなくなって
あえなく THE ENDと 半べそで報告をした。
「好きな人ができたのー」「ふられたの」
「あの彼ひどかった!」
聞かされる方にはたまったもんじゃない
惚れやすく恋愛が長続きせぬ友人の報告は
私も若いころ嫌いだったが
気づけば
モンテクリスト伯の真海さんも
このゲームも
いつものMちゃんにとっては
「なんのこっちゃ!?」 なわけで
あたしゃ
真海さん ワンコ むすめ このアプリゲームに続いて
いつものMちゃんに 去られぬように気を付けないとっ!
・・・といいつつ
私は類似ゲームを探し
今 無課金で 勤しんでいる。
メッセージを入れるかわりに
ここに記載しておく。
気づいてくれるかな? いつものMちゃん・・・・・♡
(アホだろ? 完全に・・・・・・)
アカツキ専用ザク
アカツキが勢ぞろいしました
失敗も挫折の経験もなく、何も傷つかずに育ってきた人は思いやりに欠け、自己本位になりがちだ。
相手の痛みがわからない、苦しみがわかってやれない人間は、人の上に立つべきでない。
そういう意味では、カガリは早い段階で挫折や失敗の経験が出来たことは幸運だった。
もし全て成功していたら、彼女は全て自分の力によるものだと勘違いし、思い上がっていたことだろう。
だが、経験もそうだが、自分のしてしまったことと向き合う強さ、非や弱さを受けとめ、認めることの出来る強さを彼女がしっかり持っていたこと、責任転嫁や言い訳を一切しなかった点は評価に値する。
人として、為政者として持っていてほしいもの。大切なものを彼女はしっかり持っていることの何よりの証である。
多く悲しみ、その涙を流してきた彼女は、素敵な未来への教訓を持っている人だ。
涙とは、悲しみと痛み、苦しさと共にその現状を胸に刻むということ。
その経験が教訓となっていく。
涙は記憶を刻むもの。
カガリ「私も、なるべく早くオーブに戻りたいと思っている。あなた方や、クレタで死んでいった者たちのためにも…」
彼女は多くの死…犠牲者のことは決して忘れない。
胸に刻み、理想を実現するために努力を惜しまないことだろう。
もう二度と諦めない。挫けない。この人たちを裏切らない。そう固く誓った日。
真の代表へなる。なってゆく。彼女は再び前へと道を歩み出す。
心強い味方たちと共に。
挫折や失敗、過ち。その経験がないようでは半人前。恐怖、絶望、諦め、苦しみ、痛みを経験して、それでも尚投げ出さずに立ち上がれる人間こそ、一人前になってゆくものだと僕は思っている。
その経験をしてきたカガリの、男3人に対する対応を見ていこうと思う。
カガリ「意見は違っても、国を守ろうという想いだけは、同じと思っていたのに!」
カガリのこのセリフと同時に、アスランのカットが流れる。
41話(リマスター版)において、「全てが嘘で自分のため」だったユウナと、「カガリやオーブを守るためだった」アスランが交互に展開されていき、両者が対比されているシーンである。(このシーンに限らず、ユウナとアスランは所々で対比されている)
ユウナとアスランは性格がよく似ている。そして、カガリに対して「守る」と言ったり、好意を示したり、人前で怒鳴ったりなど、とった行為や行動もよく似ている。
だけど、「違いには気付けよ」と。
カガリ「もういい!連れて行け!」
ユウナはぶん殴られ、見限られ、切り捨てられる。
しかし、アスランに対してはカガリは殴らず、責めず、怒らなかった。
その違いは何か。
カガリから離れたこと。カガリと敵対関係となったこと。カガリを見捨てた、切り捨てたこと。カガリを撃とうとした、カガリの大切なものを撃とうとしたことなど、「事実だけを見れば、二人ともよく似ており、また、同じ」である。
カガリからすれば、二人とも裏切りと言える。だから、一度はアスランを問い詰めたのだ。何でザフトに戻ったのかと。
しかし、次に再会した時、カガリはアスランを責めることも怒ることもしなかった。
アスラン「俺は、焦ったのかな…。嫌だったんだ。何も出来ない自分が。カガリは国という重い責任を負って、毎日死に物狂いなのに。俺は何も出来ないどころか、ユニウスセブンがあんな…。何かしたかった。止めたかったんだ、本当は。戦争になるのを…。」
アスランの場合、「守りたかった、戦争になるのを止めたかった」と願って、道や判断を誤ってしまっただけである。その想いに嘘や偽りはなかった。だから、カガリは責めなかった。
ユウナとは、その根底が違うのだ。
ユウナは国のため何て言っておきながら、全てが嘘で偽りだった。国のこと何て微塵も考えておらず、全て自分のためだった。
そして、アスランには自分が間違っていたと認め、罪悪感や反省と後悔の態度があった。
だが、ユウナにはそういった態度は一切なかった。
ユウナ「ヒドいよこれは!あんまりだ!カガリ、僕は君の留守を一生懸命…」←このあと殴られる
自分たちの選択が、自分たちが国を危機に陥れておきながら、その事態に対して責任を感じたりといった態度は一切なく、顔を会わせるなり真っ先に口から出てくるのが「自分のこと」では、殴られるのは当たり前である。
カガリを守ることは、オーブを守ること。カガリが背負っているのは国であり、守る側にある。だから、アスランはカガリを守ることはオーブそのものを守ることだと考えたのだ。議長の誘いを受ければ、守れると思ったのだ。
アスラン「守り…たかった…。カガリ、キラも。だから、力が…。議長、それを知って…」
その気持ちに漬け込まれ、利用された。アスランは議長に利用されたことで、力も居場所も目的も、人から与えられるのではなく、自分で考え、努力し、掴みとっていかなければならないのだと気が付いた。
過ちだと気付いたのなら、やり直せばいい。過ちや失敗から人は学び、成長するのだから。
カガリはそれをよく知ってる。よく知っているからこそ、責めることはしなかったというのもあるだろう。
次にネオ。
ネオは元地球軍の大佐である。アークエンジェルに捕虜として拘束されていたが、解放される。戦闘機を与えるから、どこにでも行けと。
アークエンジェルはどこにも所属していないこともあり、ネオの処遇に対する権限を持ち得なかったというのが最大の理由といったところか。戦闘に巻き込むことにもなるからでもあり、早い話しが、ネオを置いておく理由がない。
ネオ「はっは。すまんな、余計なことをして。でも俺、あのミネルバって艦、嫌いでね」←あなたがそんなこと言ったら、ミネルバの立場がないでしょうが!とツッコミを入れたくなる。
しかし、解放されたにも関わらず、ネオはオーブ攻防戦に参戦しているアークエンジェルを援護する。
そう。戻ってきてしまったのだ。
キラやマリューさん、アスランにカガリ。ネオは医務室で、彼らの苦悩や想い、涙を見てきた。聞いてきた。
して、自分に向けられる目や態度。別人の名前で呼ぶ彼ら。
ネオがアークエンジェルに味方して援護したのはマリューさんが最大の理由だろうが、彼らも理由として挙げられるだろう。
彼らの苦悩や想いを見て、聞いて、地球軍に戻って戦う気はもうないだろうし、ザフトの味方何てそれこそする気はない。
自分は一体どれだけの人を死なせ、命を奪ってきたのか。
それが、「命令だから」と。
自分のしてきたことは到底許されることではない。
あんな愚かしい日々に戻ることはしたくない。死なせて失って、こうなってそれが「愚かしい日々」と気付く。
だが、だからこそ、「彼女」と、彼らと共に…。
ネオを一度は解放したが、自ら戻ってきたことや、自分の望み。それらをネオ自身やマリューさんからカガリは聞いたはずである。
カガリ「ロアノーク一佐!アカツキを頼むな」
その上で下した決断は、オーブ軍に籍を置くことを認めることだった。
判断や道を誤って、過ちを犯したり、挫折や失敗を経験する。
惑い、悩み、遠回りして、カガリやアスラン、ネオはここに至る。それらの道が彼ら自身を成長させた。今の自分を創った。
これこそが人間。これこそが戦い。
生きることは戦いだから。
カガリは、アスランやネオには許しと機会を与え、ユウナは見限り、切り捨てた。
もう情に流されない。個人的感情では動かない。判断しないというのは、このあとのアスランやあの時のユウナに対する接し方からわかること。
ネオはムウさんだから…という理由だけで下した決断ではないだろう。意を汲んで認めたとするのが自然だ。ネオを裁くにしても、彼一人だけに責任を負わせて罰するというのも何か違う。
ならば…とカガリは考え、与えたのだ。
許しと救い、機会を。
この決断から、『過ちや罪を犯した人間でも、本人次第でやり直す機会を与える』という彼女の思想、スタンスが感じ取れないだろうか。
そして、失敗したからといって、議長のようには切り捨てないというのも、彼女の寛大さを感じずにはいられない。
彼女自身も経験したからこそ、下せる決断だと僕は考える。
だが、ユウナのように国に対して不利益を被る、反逆行為をする、全く反省のない態度や責任や痛痒を感じていない態度、自己本位な考え、全て嘘や偽りで塗り固める、欺く、裏切る何てことをしようものなら、厳しい鉄拳制裁が待っているのは言うまでもない。
そういう線引きがちゃんと出来ているのも、彼女の成長の一つと言えるだろう。
次回は、アカツキを託すカガリとネオのワンシーンについて語ります。一瞬で終わってしまうし、きっと誰も気にも止めないのでしょうが、僕はこのシーンが大好きなのです。大好きでたまらないのです。