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万能一心(ばんのういっしん) 第四章
-前章つづき-
ここで私が注目したのが、『記憶』の存在です。
私自身、自己分析しても良質な『脳機能』を有しているとは思いません。どちらかといえば、一般の方々よりも劣っていると認識しています。
その根拠は、私は義務教育しか受けていませんが、相当な勉強嫌いで偏差値は常に最下位の常連でした。
当時、1980年代は校内暴力の最盛期です。学校に戦闘服で登校し、毎日のように他校とのケンカに明け暮れていました。その当時の『環境』は、それらを許していた『時代』です。
時代背景も影響していたと思いますが、勉強を避けてきた大きな要因は、『記憶』の悪さです。本当に『記憶力』が悪く、数学レベルでいえば、小学校低学年の算数止まりです。自分でも嫌になるレベルです。
しかし、ブルース・リーの映画を『きっかけ』に何時間でも彼の動きを『記憶』する作業を続けている自分を発見します。飽きることもなく、しかも詳細に秒単位で動きを確認し、『記憶』している自分です。
その後は『記憶』を辿りながら彼の動きをコマ送りのように分解して、画まで書き始めて詳細に描画する『集中力』も認識して行きます。とても苦手な読書すら、ブルース・リーが書き記した『武道哲学』を何時間でも辞書を片手に読書し、『暗記』する自分に当時は驚いたものです。
私はよく『哲学』を引用しますが、最初の『哲学』との出会は、ブルース・リーの『武道哲学』でした。とても理論的で、実戦的な彼の思考はとても魅力的で、現実的でした。単なる格闘技を題材にした内容ではなかったことも刺激的でした。
一番興味を惹かれたのが、彼の『発想力』です。半世紀も前に現在の総合格闘技のスタイルを築き、『燃えよドラゴン』のオープニングでは、フィンガーグローブを着用して、投げ技、寝技まで披露しています。現在の総合格闘技のスタイルそのものです。
当時『形』を重視していた伝統空手や中国武術の歴史を凌駕し、独特なパンチングスタイルやつま先で体重移動をコントロールするスピードを重視した格闘技術の『発想力』に興奮したのを今でも忘れることはできません。
「彼のようになりたい!格闘技術もさることながら、発想力や行動力、ズバ抜けた頭脳を持ちたい!」
その彼の全てを『記憶』しようとする自分に、もっと効率よく『記憶』したいという更なる欲望が芽生えます。
そして、今まで気にも留めなかった自己の『欠点』を意識するようになったのです。
- 何故、勉学に対する『意欲』が沸かないのか?
- 何故、『記憶』する作業が完結できないのか?
- 何故、勉強そのものに『興味』が無いのか?
このようなことを少しずつ書き出していく内にあることに気が付きます。
『生活習慣』そのものです。
元々『記憶』が苦手な私にとって、『勉学』から得る『将来像』が描けていません。
つまり、『苦手』な物事に対する取り組みが『生活習慣』からゴッソリと抜け落ちていたのです。
空手や格闘技には大変興味があり、『脳機能』は過大に反応します。そして、『目標』を定めるため、『時間』を惜しまず取り組むことが出来ます。
正に故事成語の『好きこそ物の上手なれ』です。
しかし、私が『苦手』と思っていることは、全てが苦痛となるため、自己理論を構築し始め、「俺には必要ないし、とても面倒だ」と凄まじい勢いで『生活習慣』に取り入れていました。
完全なる『悪癖』の放置です。
『プラス』と『マイナス』の可否の基準が、未熟な『自己思想』を中心として行っていた訳ですから、ある一定のレベルで『能力』を自らブロックして行くようになります。
「将来の夢や理想はナンだ!?」、自己に何度も問いかけます。そして、何を克服し、何をやらなければならないのかが明確になってきます。
実は、これらに気付くまでに相当な時間を有しています。その経緯を記述すると長くなりますので割愛しますが、最初に行ったことが、これら『悪癖』を書き出す作業でした。
to be continued
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