しょんぼり情熱発電所
こんにちは。いつも私なんかのブログをご覧頂いてる皆様、本当に、本当にどうもありがとうございます。
北海道胆振東部地震の件で、ブログをご覧頂いてる皆様に大変ご心配をおかけしております事を、深くお詫び申し上げます。
北海道初の震度7の大地震から、一夜が明けました。
9月6日(木)午前3時8分から、今もなお、私が住んでるところは停電が続いております。
実は、昨日Upしたブログも今書いてるこのブログも、駐車場に車を停車し、iPhoneを充電しながらブログを書いてます。すぐにiPhoneの電池切れちゃうので
今朝も会社の上司から私の携帯に電話が来て、今日も仕事が休みになりました。
家にいても、テレビも見れないし、
パソコンも使えないし、大好きなゲームもできない。
夜は懐中電灯の灯りくらいで、家の中も外も真っ暗。
ほくでんに連絡しても、停電の復旧の目処はたっていないと言われ…いつまで電気のない生活をしなければならないのかと、とても心細い夜を過ごしました。
電気は使えないけれど、幸い、私が住んでる家はガスも使えるし、お風呂もガスだし、断水もしておらず。
昨夜はロウソクの灯りで、なんとかお風呂には入れました🛀
でも私は髪の毛が長いから、髪を乾かすのにドライヤーが使えなくて。タオルドライしかできないのが辛かった
↑これは昨日の夕方6時に車内で私が撮影した動画です。
私はiPhoneを使ってるのですが、大地震が起きてからずっと停電してるせいで、家の中で携帯の充電ができずにいます。
なので、携帯の電池がなくなりそうになる度に、1日に何度も車に駆け込んで、車のシガーソケットに差し込んで、なんとかiPhoneを充電している状態です。
昨夜は家の中で、お水を入れたペットボトルに懐中電灯で照らし、乱反射を使って少しでも明るくなるよう努力したり。
ロウソクの火も火災に気をつけながら、つけました。
夜、用事があって外に出てみたら、案の定真っ暗で。
信号も一部しかついてないし、ほとんど壊滅状態。
でも夜空を見上げると、星空がすごく綺麗だった。
夜空に輝くたくさんの小さな星たちが、
「負けないで!頑張って!」
「必ず復旧するからね!だから泣かないで!」
って私に問いかけてるように感じて…
私は目頭が熱くなり、思わず涙が出そうになりました。
↑昨夜セブンイレブン前で撮影した動画です。
すみません途中で携帯の電池切れちゃいました
既に、電力が復活してるところもあって。
同じ市内なのに、明かりがついてる家もある。
でも、私が住んでる地域は、いつまでたっても電気がつかない。
一体、いつになれば、私が住んでる地域も電気が復旧するのだろうか…。
冷蔵庫のデザートや飲み物も、すっかりぬるくなってしまいました。
今朝の北海道新聞の一面。
デカデカと北海道地震の事が書かれておりましたね。
停電解消したという市町村の中に、私が住んでる市も載ってるけれど。これは本当にほんの一部です。
私が住んでる家もずっと停電したままだし、まだまだ停電したままの所がたくさんあるんです。
大きな病院や施設周辺などは、優先的に電力の供給がなされてるようです。
この近辺に住んでらっしゃる方、うらやましいな…。
私が住んでる地域は、いつになったら電気を送ってくれるのかなぁ(T_T)
私が住んでる地域だって、小さなお子さんやお年寄りもたくさん住んでるし、一人暮らしの方や、体が不自由で病気の方も、住んでらっしゃるのに(;_;)
それから今日も買い出しへ。
相変わらず、信号は機能してないものがたくさん。
蒸し暑い中、今日も手信号で車を誘導する警察官の方々ご苦労様です。
救急車もあちこちで見かけました。
今日は私の携帯代を入金しないといけない日。
銀行、やっててよかった(>人<;)
今日は買い出しの為、隣町まで来てみたけど。<
/span>
やはり隣町も、所々しか信号ついてないみたいですね。
そしてヤマダ電機へ。
やはり、ヤマダ電機の店内も真っ暗でした。
エレベーターの下で並ぶお客さんの列。
ヤマダ電機も、かなりの長蛇の列でした。
並んでなんとかGETできた戦利品です
これまでiPhoneでインターネットを見ておりましたが、今後はラジオでしっかりと情報を取得したいと思います。
ヤマダ電機で全部で1万3千円くらい使ったかな
ヤマダ電機さん、お店開けてくれてありがとう
ガソリンスタンドを求めて隣町を走り回ってみたけど、灯油しかやってないと言われ、大撃沈
昨日、イデミツのガソスタで10リッターしか入れれないと言われたから、10リッターしかガソリン入れれてないので…まだまだガソリン、足りないんです
ガソリン入れれなくて、がっかり…
安い懐中電灯もあったけと、リナは金持ちなので
笑
4千円の高い懐中電灯を買いましたよ
ガソリンは諦めて帰ろうとしたら、なんと⁉️
砂川市内のガソリンスタンド、オカモトのセルフへ続く、長蛇の列を発見したのです〜‼️
しかも、昨日ガソリン入れた10リッターしか入れれないイデミツのガソスタと違ってね、
ここのガソスタのスタッフさんに確認したところ、ここはガソリン満タン入れても良いんですって
しかもここのガソリンスタンドのおじちゃんが、すごい優しい方でねぇあたしゃ神だと思ったよ
オカモトセルフのガソスタのおじちゃんありがとう
↑こちらは昨日、隣に住んでるご近所の奥さんから頂いた大量のミニトマトです
80代で旦那さんを亡くし、ご結婚された一人息子さんも全然実家に帰ってこられない様子で…
お孫さん
もいらっしゃらなくて、一人暮らしの82歳のおばあちゃんなんです。
もちろん、お隣のおばあちゃんとは血の繋がりはないし、赤の他人ですが、不安そうな顔をされていたので
「今回の地震、すごかったですね。大丈夫ですか?」
「何かあったらいつでも声かけてくださいね!」
などと、お隣のおばあちゃんに声をかけたんです。
そしたら、
「いやぁ〜ありがとうねぇ」
って、おばあちゃん、笑顔ですごい嬉しそうで。
「まさか、北海道でこんな事になるなんてねぇ」
と、お隣のおばあちゃんも、ぼやいてました
その後、お隣のおばあちゃんが、畑に出て何やら一生懸命、何かを収穫し始めたのです。
今にも、雨が降りそうな気配だったのに…
間もなくして、私の家のドアをドンドンと叩く音が。
なんと、お隣のおばあちゃんでした
袋いっぱいに入った、ミニトマトを持って来てくれたんです
私は、お隣の82歳のおばあちゃんの優しさに、胸があたたかくなりました(;_;)
わざわざ、うちにミニトマトをくれるために…
今にも雨が降りそうな天候の下。
そして、いつまた大きな地震が来るかもわからないのに、一生懸命、トマトを収穫してくださっていたことが後からわかり、私はすごく感激致しました(T_T)
お隣のおばあちゃんが育てた大切なミニトマト、大事に大事に、美味しく頂こうと思います(*^▽^*)
私も家族も、今のところはケガもなく、無事です!
ブログをご覧頂いてる皆様も、どうぞご安心くださいね(*^_^*)
↓以下、デザイン欲しさにブログネタです
プリンのお気に入りはこげ茶のベレー帽なんだって
帽子をかぶってないとお友達に気づいてもらえないことがあるらしいよ
あなたのお気に入りの帽子をおしえてほしいな
リナは、大きな黒いリボンのついた麦わら帽子👒がお気に入りだよ
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました
しょんぼりを探している方、ラッキーです♪
昨日の台風は、本当に怖かったですね。
うちの周りの片付けはそのままに、仕事に向かってます(笑)
瓦飛んだりみたいな酷い事にならなくてよかった……。
何だか最近、周回遅れギリギリか、本当に周回遅ればかりの「ツボ」シリーズですが……
書く気もやる気もあるんです……時間がないだけ……なんです……
と、最悪な言い訳をかまして……歌劇8月号のツボ、参ります!
表紙「轟悠」。
記念すべき創刊100周年記念特集号(カラーページ多くて、分厚い!)の表紙は、もちろん、トム!
劇団の顔ですからね。
雪組さんの公演にも出演していて、お忙しい+お変わりなくで、本当に凄いと思います。
私がヅカ見だした頃の、まだ月組さんで可愛い下級生ちゃんやってた(すぐ雪組に組替え)姿を思い出してしみじみします(笑)
「歌劇」創刊100周年記念特集「轟悠×珠城りょう スペシャル対談」。
まず、対談の組み合わせが面白い(笑)
この2人の他は、みりお(明日海りお)×だいもん(望海風斗)と、べに(紅ゆずる)×マカゼくん(真風涼帆)という、接点ありまくり……とゆーか、昔からよく知ってる人同士なのに(笑)
でも、トムはあーゆーおっとり柔らかい人だし、たまきちは体育会系のハキハキした真面目な子だし、「トップ オブ トップ」と、「トップ最下(キャリアでなく学年ね)」とは思えない位、楽しそうな会話が綴られていました。
「100年後にタイムスリップ出来たら何をしたい?どうなってほしい?」という質問に、最終的に舞台絡みの事を望んでしまう2人にウケました(笑)
♡「歌劇」創刊100周年記念特集 スターお祝いメッセージ。
トムと、各組トップコンビのメッセージとサイン色紙が載ってました。
色紙には、「あなたにとって『歌劇』とは?」の質問の回答が添えられていたんですけど。
やっぱり1番ウケたのは、べにの「夢の長寿本」でした。や、100周年の事だと思うのですけど、「べになら、「読んだら長寿になる」的な含みも持たせてるかもしれない」と、深読みしてしまう面白さがチラチラしているのが、たまらないです(笑)
後、メッセージが個性的です。ほんま、好っきゃー!
まどかちゃん(星風まどか)の「あなたにとって『歌劇』とは?」のお答えが、私に1番近いと思いました。「一生の友」(笑)
……私、棺桶に入れて欲しい位なんですけど……多すぎて無理ですね(笑)
♡「歌劇」創刊100周年記念特集「In a studio」。
こういう、舞台裏的な所見られるコーナー大好きです。
それにしても……いつなん時シャッター切られても
男前なトップさんたちったら、
素敵すぎます横顔に惚れる~♥
STAGE PHOTO 月組バウ「愛聖女」。
はぁ。感想全然進んでない……早く書かねば!
とにかく、ちゃぴ(愛希れいか)が
可愛すぎてヤバかった
パッツン+寝癖(?)ショートヘアがめちゃくちゃ可愛くて、サイトーくん(齋藤吉正先生)こだわりの、ぶっ飛びコスがちょー絶お似合いで♥
ジェンヌが、あろう事かジャージというお衣装着て板の上に乗ってるというのに、やっぱりタカラジェンヌさま(それも、トップ娘役
)で。
可愛いのに男前で、一寸ヤンチャで(笑)言葉遣いも男の子みたいで。
めちゃくちゃ魅力的なジャンヌでした!
ラストは泣いたー。
フィナーレのお衣装も、めちゃくちゃ似合ってましたね。ふっと、前にみりおん(実咲凜音)が着ていたドレスにテイスト似てるって思いました。さすが同期!好みも似てるのかしら?
写真小さくて残念だけど。
STAGE PHOTO 月組ACT「雨に唄えば」。
元々大好きな作品でしたので、時間とお金が許せば観に行きたかったんですけど……ライビュがあって、よかったです。
本当に、このキャスティングは素晴らしかった(笑)たまきちのドンも然る事乍ら、みやるり(美弥るりか)のコズモが秀逸!でした。
軽い口調ながら、気弱になったドンを励ましたりする姿に、「ドンより大人」な感じも見えて……。
しょんぼりしてたのに、その言葉で元気になるドンとの関係が、めちゃくちゃ良くて……きっとたまきちとみやるりの普段もこんな感じかも♥とニマニマしていましました(笑)
後、リナのまゆぽん(輝月ゆうま)も、良すぎましたね!フィナーレナンバーでは男役で出てて、笑ってしまいました(笑)
STAGE PHOTO 月組 青年館 DC「THE LAST PARTY」。
れいこちゃん(月城かなと)の代表作になるだろう「ラスパ」ですが。
実は、楽日、私この表情をほぼ正面顔で観られたんですよねー
幸せのお裾分け頂いたの思い出しました♥
でも、ゼルダへの想いを込めて「残り火」を書いてる時のスコット・れいこちゃんの……泣いてるような姿と、それを優しく愛おしそうに見詰めるゼルダの幻の場面が、1番好きです!
ので。
今月のツボは、こちら↓です♥
公演評 雪組大劇「凱旋門」「Gato Bonito!!」。
……宮辻さん、なんか書き方変わられました?
ずっと「読みづらいなぁ」と思ってたのに、読みやすくなってました(失礼!)
でも、公演評すべて宮辻さんが担当されてるんですよね。
出来れば、色んな方の目で、言葉で綴った劇評を読みたいですので、せめてもうお1人位書いてもらえないかなと、思いました。
インタビュー 星組「Thunderbolt Fantasy」「Killer Rouge」。
まだ台本も渡ってない頃にインタビュー受けたのかな?みたいな内容でしたけど(笑)、並々ならぬ意気込みを感じました。
あ”ーっ!観たかった
♡Monthly Question!!
今月のお題は「自分だけ一日が100分増えたら?」です。
回答者の、「それが昼にあるか夜にあるか」という判断の違いでお答えが違っているのが面白いです。
それにしても100って大きい様ですけど、分だとそんなに沢山ではない(1時間40分)ですもんね。
私は、べにと同じくスーパー銭湯でゆっくりしたいですね。
♡「歌劇」創刊100周年記念特集「歌劇」のあゆみ。
本当に、100年続いてる本ってすごいなぁと思いました。歴史読んで、本当に素晴らしい事だとしみじみ感じました。きっと私もずっと読み続けると思いますので、これからも良い紙面作りに邁進してほしいですね。
♡「歌劇」創刊100周年 お祝いメッセージ。
メッセージを寄せてる方々の、豪華さとジャンルの広さに今更ながらに「宝塚ってスゲェ」と感じました。
♡「歌劇」創刊100周年 宝塚歌劇団 卒業生からのメッセージ(入団順)。
筆頭が八千草薫さん(好き♥)、最下がねねちゃん(夢咲ねね)。凄い人数にこれまた歴史の重さを感じます。
♡演出家特別寄稿。
……久しぶりに植爺(植田紳爾)の名前見た(笑)
脚本演出の先生の中にも、「ファン時代」があったという方が少なくない宝塚。
色々感慨深げなメッセージが寄せられていて、面白いです。
タクジー(大野拓史先生)のメッセージ……思わず笑っちゃいました(笑)
後
ナマタ(生田大和)先生のメッセージは「歌劇」誌を擬人化してはりました。
上くみ(上田久美子)先生のは、「変」です(笑)
♡「歌劇」創刊100周年 あなたにとって「歌劇」とは?
3番手以下のスターさんへのアンケート。
キャッチコピーみたいなお答えで、みんな面白いんですけど、私的にはずんちゃん(桜木みなと)の「
愛しかない!」に感動しました(笑)マイティー(水美舞斗)の「
美の集合体」にもウケましたけど(笑)
特別企画 ワールド オブ タカラヅカ 星組台湾公演「Thunderbolt Fantasy」。
毎回楽しんで読んでるコーナーなんですけど、台湾文化研究者の方へのインタビューは、興味深く読みました。
台湾、好きだわ♥と改めて思いました。
えと文 「鳳月庵」鳳月杏。
花男小話②の主役、マイティーの「お金が無い(男子)学生」みたいな言動に萌を感じました(笑)
えと文「海月diary」海乃美月。
今月も、「ラスパ」ネタです。
れいこちゃんの話沢山してくれて嬉しいです。
えと文「翔くんの全て見せまSHO再演!!」彩凪翔。
翔くんの文体……面白いです。流石、雪組!?(笑)
組レポ。早花まこ。
今回は、雪組の宴会の様子を、きゃびぃ先生独特の観点と言葉で綴られています(笑)
ほんまに、いい組だわ。雪組(笑)
♡陽月華の「今月の華」。
月組別箱ふた作品「ラスパ」と「雨唄」の感想を。
うめちゃんは、初演のキャシーで、怪我休演してなければ再演でも演じたはずで、めちゃくちゃ思い入れがあると思われるお役(作品)なんだけど、やっぱり色々思う事があったみたい。でも、観始めたら楽しくてそれどころではなかったそう。
うめちゃんの文体も楽しくて読みやすくて……いいです。
れいこちゃんを褒めてくれてありがとう♥
今回、「歌劇」定期購読者様限定カードっつーものが同封されておりました。
トム、各組現役トップ。月組、星組、宙組各2番手、月組トップ娘役、そして……雪組、宙組の元トップ。
17年~18年の表紙を飾った方々ですね。
でも。花組の柚カレー(柚香光)は表紙デビューがまだだから仕方ないにしても、雪組のさきな(彩風
奈)が載ってないのにびっくりしてます。
それにしても……どうしてこうなった?謎のポーズが気になります(笑)
だいぶ割愛したんですけど、今回はツボが多目になってしまいました(笑)
以上!
しょんぼりについて真面目に考えるのは時間の無駄
※閲覧注意
カタカタカタカタッ
「あー!うわぁ…」
カタカタカタカタッ
「…チッ……いま何時だろ…」
時計を見ると17時
「まだこんな時間か…別なことしよ…」
自分以外だれもいない部屋でブツブツ言いながら過ごす
さっきまでやっていたゲームがうまくいかなくてやめた
「あ、まだ読んでないやつあった。」
ふと思い出して、本棚に置いていた新刊のマンガを持ってベッドに行き、寝転びながら読み始めた
だけど、マンガ1冊なんてすぐに読み終わってしまう
読み終わってから、またゲームをし始めた
仕事が終わり、真っ直ぐに家に帰る
家に帰れば待っているであろう人が約1名…
自宅に着いて鍵を開けて中に入る
「ただいまー。」
そう言いながらリビングへ向かうと、手を動かして視線をこちらに移動させずにゲームをしている人がいた
「…おかえり。」
ボサボサの頭に、ちょっと緩めのパーカーとスウェット姿の彼氏
ため息しか出てこない
「…またゲーム?」
「…うん……あ…ちょっ…これ、おもしろいよ?」
「もう…」
「一緒にやる?」
「やるわけないでしょ。」
「そう?」
「興味ない。」
「ハッキリ言うね。」
「あのさぁ…いい加減…」
イラッとして話そうとしたのにそれを遮るように口を開かれた
「ごめん。2万貸してくれない?」
「はぁ?それ、今月入って何回目?」
「んー…2回?」
「いまので7回目だから!」
「え?そうだっけ?」
「1回天に召されろ。」
「ん?なんか言った?」
「はぁ…いつからこんなダラダラするようになっちゃったの…」
「昔からだけど?」
「開き直るな!」
その言葉と共に右拳が飛ばすけどスっと躱された
「それより、由依…」
「なに?」
「ご飯まだ?」
「勝手にしろ!」
「ん?どこいくの?」
「出ていく…」
「え?待ってよ。」
「やだ。」
「そんなこと言うなよ…」
「……けないで…」
「なに?」
「ふざけないで…」
「ごめん…だけど、俺…由依がいないとダメなんだ…だから…」
「…それも何回目?」
「……ずっと思ってることだから…俺は由依がいないと死んじゃう。だから、どこにも行かないでくれ。」
「……ごめん。ちょっと冷静になりたいから…」
それだけ呟いて家を飛び出した
悔しいけど涙が出てくる
出会った当初は、かっこよくて優しくて頼りになって…
外見だけじゃなくて中身も良くて惚れたのに…
ある日_____
「ごめん。由依…」
「ん?どうしたの?理佐がそんな暗い顔してるなんて珍しいね…」
「ハメられた…」
「え?どういうこと?」
話を聞けば怒りしかなかった
先輩に頼まれてやった仕事が、会社に大きな損失を出すことに繋がってしまったらしい
そして、その矛先が全て彼に向けられてしまった
結局、会社は辞めさせられた
それから彼は堕落してしまった
ピーンポーンッ
「はーい…って、由依!?どうしたの?」
「ちょっとここにいさせて…」
「い、いけど…なんかあった?」
「頭冷やしたくて…」
「とりあえず上がって。」
「ありがとう。」
部屋に通してもらう
「はい。お茶…由依、泣いたでしょ?」
「う、うん。本当は泣きたくなかった。アイツに泣かされたとか考えたくない。」
「アイツって…もう…別れたら?」
「でも…アイツ、どこにも行くところないと思うし…」
「由依…大丈夫だから。放っておいてもやっていけるって。」
「私もそう思うけど…」
「あんなかっこよかった理佐君が…ヒモ男とか考えたくない。」
「それ、私の前で言う?」
「ごめんごめん。とりあえず、1発殴って仕事させなよ。」
「うん…でも、強く言えないんだよね…仕事あんなに頑張ってたのに、あんな形で…人間不信になったはずだし…」
「まぁ…でも、いつまでも…じゃダメだよ。ね?あ、愛貴にも協力してもらおう!」
「愛貴に?迷惑かけちゃうじゃん。」
「大丈夫!私の言うことなら聞いてくれるから。元フリーターの彼氏とか心強いよ?」
「あの頃のねる、大変そうだったなぁ…愛貴、いろんなところ行って仕事探してたのになかなか見つからなかったよね?」
「そうそう。毎日のように落ち込んで帰ってきてたからね。その度に慰めてた。」
あははと笑うねるだけど、あの時期は本当に苦しそうでなんて声をかけていいか分からなかった
「いまは、もう毎日仕事で忙しそうだよね。」
「うん。たまに忙しすぎて帰ってこない時あるくらいにね…」
「それはそれで寂しいんじゃない?」
「寂しいけど頑張ってくれるし、LINEとか電話するから大丈夫。」
「そっか。」
「…てことで、愛貴には私から説明しておくから、由依は溜め込みすぎないでね。」
「ありがとう。ねる…」
「いえいえ。」
ねるのおかげで気持ちの整理がついた
一息ついて家に入る
すると、理佐のではない大きい靴があった
「あ、由依。お邪魔してたよ。」
「あの靴愛貴のだったのか…いいよ。全然…私、さっきまでねるのところにいたし…」
「ねるからLINE来たから知ってるよ。それで、いまは理佐に説教してた。」
「あはは。ありがとう。」
愛貴の隣には明らかにしょんぼりしていて、犬だったら確実に耳が垂れている状態だった
「由依…」
「ん?」
「どこにも行かないで。」
「はいはい。」
子どもをあやす様に言う
「ほんとに?」
「うん。あ、ご飯まだでしょ。いま作るから待ってて。」
「うん。」
「愛貴もまだ食べてない?」
「まだだけど…俺はいいよ。」
「いいから、食べていって?」
「ありがとう。ねるに連絡するわ。」
「はーい。」
多分、いま2人きりでご飯を食べるのは少し気まずいから…
くだらない話をして楽しくご飯を済ませた
本当にねると愛貴には感謝しなきゃと感じてる
「由依、ごちそうさま。美味しかった!ありがとうね。」
「ううん。こちらこそありがとう。」
「じゃ、俺は帰るから…おい、理佐ちゃんとしろよ。」
「うん。」
「じゃあな。」
「気をつけてね。」
「はーい。」
そうして、愛貴は
帰っていった
2人きりになる空間
私がやっている食器洗いの音しかしない
「ゆ、由依…」
名前を呼ばれて視線を向ける
「ん?」
「俺、明日から仕事探すよ。」
「え?ほんとに?」
「うん。愛貴にガッツリ言われて…ちゃんとやらなきゃなって。」
「無理…してない?」
「してないよ。」
「じゃ、明日からしっかりやってね?じゃなきゃ1発殴らせて。」
「ちょっと…笑顔で言わないで。すごい怖いから。」
「そうかな?」
「うん。」
「頑張ってね?」
「うん。」
次の日から、理佐は朝早く起きて準備し仕事を探しに行った
それだけで嬉しかった
また理佐がイキイキしているようで輝きを取り戻したように見えた
私も仕事を頑張ろうと思えた
数日後_____
「ただいま。」
「おかえり。」
「由依。」
「ん?」
「仕事見つけたよ。」
「え?ほんと!?」
「うん。明日から行ってくるよ。」
「やったー!じゃ、お弁当作るね。」
「ありがとう!よろしくね。」
「うん。」
「土木関係の仕事だから体力付けないと…」
「理佐に力仕事できるの?」
「バカにしてるだろ。俺だってできるよ。」
「へぇ。」
「てか、職場の事務所にさ、事務の仕事をしてる女の人がいて…」
「……。」
何故、それを私に話し始めたのか分からない
「茜さんって言うんだけど、めっちゃ美人で優しくて…こう…エロいっていうか…」
ものすごく腹が立った
「理佐?」
「…な、なに?」
「目を閉じて歯食いしばって?」
「え?な、なんで?」
よく分かっていないようだから笑顔で言う
「頼むから1発殴らせろ。」
to be continued..