メディアアートとしてのしょんぼり
こんにちは
長男が習い事から帰ってきまして
監督に宛てた手紙を渡したと聞き
何か言われた?
と聞くと
うん
もったいないな
とりあえず今月いっぱい考えてみろって
あとね
お前がいなくなると同じ学年の子が二人になって
その二人が大変になるだろ?って
※基本上級生が下級生たちの面倒を見るため
だからね
ボクね
辞めない方がいいのかな?って
企業的な引き留め方だな、オイ
小学生に情に訴えかけるんじゃないよ!
習い事が難しいってのは
子供の問題じゃないんだよ!!
それでも長男は
家庭の事情で引っ越しもするから忙しいし
練習や大会に行くのも大変だから
ときちんと自分の言葉で話したそう
情に訴えた引き留めにあい
どうしたらいいのか悩んで
しょんぼりする長男
そうか
立派に話したね
と褒めましたが
つくづく
監督やコーチたちの
引き留め方の女々しさにムカつく
他の二人が大変だろうって
関係ないし!!!
なんで他の子の為に
月謝払って
大会行って
交通費払って時間かけて
イヤな思いをしないといけないの?
バカ野郎共が!!!
お前らの事情なんか知った事か!!
つくづく
習い事なんてもうコリゴリ
しょんぼり 家を買う。をギャンブルにしない。
これまでのお話
次の日もその次の日も、毎日毎日、ごんはせっせと栗を拾って兵十の家に届けました。
栗は、トゲがある「イガ」に入っているので、取り出すのがたいへんです。
ごんは毎日、
「イテテ、とげが刺さったー」
「こっちのイガ、固すぎる~、イテー!」と大騒ぎをしながら、イガと格闘していました。
栗を拾っているさいちゅうに、まつたけを見つけたことがあって、「兵十はまつたけも喜ぶかな」と思ったごんは、それからはまつたけも持って行くようになりました。
そんな忙しい毎日を送っていたある夜のことです。
寝るのがもったいないほど、お月さまが明るく輝いていました。
ごんは久しぶりに夜の散歩に出かけました。
チンチロリン、チンチロリン、と虫が鳴いています。
行くあてもなくぶらぶらと歩いていると、向こうから誰かがやってきます。
ごんはあわてて草むらに隠れました。
やって来たのは兵十と、お百姓の加助でした。
2人は話をしながら近づいてきます。
「なぁ、加助」
「ん?」
「俺の家で、最近、不思議なことが起こるんだ」
「ほ~、どんな?」
「おっかぁが死んでから、誰かが毎日、栗やまつたけをくれるんだよ」
「へ~、タダでか? すごいな、誰だろう?」
「それがわからんのだ。俺の知らないうちに置いてくんだ」
話の続きを聞きたいと思ったごんは、2人のあとをついて行きました。
「そりゃ不思議だな」
「だろう?」
「栗やまつたけは本物なのか?」
「ああ、本物だ。化かされているわけじゃないぞ。なんなら明日、見に来いよ」
吉兵衛というお百姓の家に着いた2人は、会話をしながら中に入っていきました。
家の中からはポンポンポンポンと木魚の音が響いてきます。
窓の障子にはお坊さんの影が映っていました。
「お念仏があるんだな」
そう思ったごんは外で待つことにしました。
しばらくすると、兵十と加助が一緒に出てきました。
2人は肩を並べて歩きます。
月明かりでできた兵十の影法師を、ぴょんぴょんと踏みながら、ごんも後ろからついて行きました。
「さっきの話だけどな、兵十、そりゃ、きっと……神さまのしわざだぞ」
「えっ? 神さま?」
「俺はあれからずっと考えてたんだがな、そんなことをするのは人間じゃなさそうだ。神さまだ。それしか考えられねぇ。お前がひとりぼっちになったのをあわれに思って、いろんなものを恵んでくださるんだろうよ」
「そうかな?」
「そうだとも。だから、毎日神さまにお礼を言えよ、兵十」
「うん、そうだな、そうするよ」
えー、と後ろで聞いていたごんは思いました。
「オラが苦労して拾っている栗なんだけどな~、神さまのおかげってことになるのか……お礼は神さまか……」
ごんはちょっぴり寂しい気持ちになりました。
元気がなくなったゴンは、うつむいて、とぼとぼと歩きました。
そうすると、もう兵十の影法師についていけません。
しょんぼりと落ち込んでいたごんでしたが、はたと気づきました。
「あれ? それってオラを神さまだと思ってる……ってことじゃないか?」
暗い気持ちだったごんは、なんだかワクワクしてきました。
「よし、明日からはもっといっぱい栗やまつたけを持っていってやろう。兵十、びっくりするぞ~。神さまにお礼を言ったら、もらえるものが増えた! って」
ごんはますます楽しくなりました。
「目を真ん丸にして驚くかな」
はずむ気持ちを押さえられなくて、うふふ、うふふと笑いながら夜道を帰りました。
次の日、ごんは栗とまつたけだけじゃなく、たくさんの柿や山ぶどうも持って兵十の家に行きました。
いつものように家の裏口からこっそりと中に入ります。
兵十は物置で縄をなっていました。
なんだか物音を聞いたような気がして、兵十はふっと顔をあげました。
すると、きつねが家の中に入っていくのが見えます。
「あっ! あれは、ウナギを盗んだごんぎつねじゃないか」
兵十はそっと立ち上がりました。
「またイタズラをしに来やがったな。ちょっと懲らしめてやるか」
そう言うと、兵十は納屋に掛けてある火縄銃を取って、火薬を詰めました。
ごんを殺すつもりはありません。
ズドンと地面でも撃って、ごんを脅してやろうと思ったのです。
怖い思いをすれば、もうイタズラはしないだろうと兵十は考えました。
足音をしのばせて裏口に近寄り、戸口を出ようとしたごんの方向に銃を向けました。
外して撃つつもりだったのに、撃とうとしたその時、わらじが滑って兵十の手元が狂いました。
ズドン!
ごんが、ぱたり、と倒れました。
「しまった!」
兵十は銃を捨て、あわてて駆け寄ります。
「ごん、大丈夫か?」
ごんが倒れた場所からは土間が見えます。
たくさんの栗やまつたけ、果物などが、兵十の目に入りました。
「あれは……そうか、ごん、お前だったのか!」
ごんはぐったりと目をつぶったままうなずきます。
「すまん、ごん……気づかなくて……すまん……」
兵十は膝から崩れ落ちるように座り込みました。
いきなり撃たれて、一瞬、何が起こったのか理解ができなかったごんでしたが、「ああ、オラは今から死ぬんだな」と思いました。
兵十が泣きながら謝るのを聞いていると、殺そうと思って撃ったわけではないということもわかりました。
薄れていく意識の中で、ごんはあの日の、おばぁとの会話を思い出していました。
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「きつねっこや、お前をこんな目に合わせた良くない人間だがね……許しておあげ」
おばぁは、ごんの傷の手当をしながら言いました。
「絶対にイヤだ!」
ごんは牙をむきます。
何も悪いことをしていない動物を、棒で叩くなんてひどすぎる、とごんは怒りを隠せません。
「許すということは素晴らしいことなんだよ。誰にでもできることじゃないんだよ」
ごんは牙をむいたまま、うなりました。
「そうか。そうか。今は無理だな。痛いだろうからな。でもな、きつねっこ、それができた時にわかるよ。ああ、許すってことは〝自分を救う〟んだなぁ、ってね」
そう言っておばぁは、とびきり優しい笑顔で、ごんの頭を撫でたのでした。
死に際にそれを思い出したごんは、天に向かって言いました。
「おばぁ、オラ、兵十を許すよ!」
すると不思議と、ごんの気持ちは穏やかになりました。
過去にごんを棒で叩いた人間も、仲間を殺した人間も、全部許そう、と思いました。
ますますごんの心は安らかに軽くなっていきます。
「きつねっこ、よう言うた、えらいえらい」と、天からおばぁが、ごんに微笑みかけてくれたような気がしました。
よしよしと頭を撫でてくれたようにも思いました。
「死ぬ時に許すことができたら、地上に恨みつらみの重たい気持ちを残さなくてすむのだな」
とても大切なことを学んだごんの目には、もう兵十も、兵十の家も見えません。
キラキラ輝く、天国に続く階段だけが見えています。
ごんは最後の深呼吸をひとつすると、こう言いました。
「おばぁ、ありがとう。神さま、ありがとう」
こうして肉体を離れたごんの魂は、天国への階段をぴょんぴょんと、元気よく駆けのぼっていきました。
おしまい。
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天から聞こえるメロディを曲にしています。
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