妖怪をあなたのものに…

怪しい少年少女博物館の1階入口付近の食玩のコーナーに展示をしているカバヤ製 ゲゲゲの鬼太郎  妖怪危機一髪 ねずみ男VSバックベアードの食玩フィギュア。2002年頃の物

正面向かってやや左手から見た所。高さ約13cm 幅9cm 奥行き9cmの食玩としては大型のジオラマフィギュアです

バックを暗めにすると目が強調されます。これも怖いね

こちらは正面向かってやや右手から見た所。ねずみ男VSって事だけど、逃げているだけのような…

正面右手下側から見上げた所。目玉おやじを踏まないでくれよ〜

正面向かって左側のやや下側から見上げた所

大型なのは良いですが、背景の裏側までは造形されていません

真上から見た所。角のように見えるのは、ねずみ男の手です

底面から見た所。©️水木プロ パイロットエース の刻印が入っています

上記のフィギュアを展示している辺りの様子

世界の大妖怪と言う特集で、「 世界一の大都市ニューヨークをおそう一つ目の大妖怪 」というタイトルで紹介されているバックベアード


『 うわあっ、なんだあれは?  不気味に光る巨大な一つ目妖怪バックベアードが、ニューヨークのビル街に現れた。その目をまともに見ると、失目してしまうと言われている、恐ろしいものだ。

この妖怪は、ビル街に、しかも、夕方によく現れて、人々を驚かすのが好きだと言われている。 』  との説明が添えられています

以下の水木氏のイラストは昭和40年代の少年マガジン誌や昭和50年代初頭の少年アクション誌よりお借りしました

『 アメリカの妖怪で、にらみつけて催眠術をかけ、思いのままにあやつる。西洋妖怪の総大将 』 という説明が添えられています

『 にらみつけることで、人の心を自分の自由にしてしまう、強力な催眠術をもった大妖怪。目を見ると負けてしまうので、鬼太郎はいままでにない苦戦をする  』 との説明が入っています

上の絵の続きで、『 それを見たおとうさんは、祖先の霊毛で出来たちゃんちゃんこに乗ってバックベアードにせまり、隠し持った針で、バックベアードの目をつぶして退治した。 』 という説明が添えられています

こちらは、「 催眠妖怪バックベアード 」と表記されており、『 妖怪だけの国を九州の海上につくる為にやって来た西洋妖怪の首領。おおかみ男をはじめ、ドラキュラ、こうもり男などの恐怖妖怪を手足のように使いこなす。 』 という説明が添えられています

南海の孤島に、突然西洋妖怪が現れ、妖怪の国を作ろうとする。鬼太郎を大将とする日本の妖怪たちは、それをやめさせようとして、妖怪の大戦争が起こると言うストーリーの絵です。西洋妖怪の総大将はバックベアード

バックベアードの催眠戦法の説明で、『 巨大な目から催眠光線を出して、相手を思いのままに動かす事が出来る。バックベアードの催眠光線は強烈なので、今まで防ぎきれた者はいない。 』 としています

バックベアードに対する鬼太郎の髪の毛針戦法の説明で、『 髪の毛針で目をつぶし、催眠光線を封じた 』という説明が添えられています

バックベアードがイギリス上空の雲間から現れたシーン。西洋妖怪の首領だけあって、活動範囲はアメリカや日本だけではないようです

鬼太郎と仲間たちの連携プレーでバックベアードを袋詰めにして捕らえるシーンでは、バックベアードに手が描かれています。足が描かれているものもありますが、普段はどこかにしまっているのでしょうか?



妖怪ラリーにバックベアードが参加しているシーン。相撲大会にも、まわしを締めて出場する等、悪役だけど、結構お茶目な所もあるようです



バックベアードって、どんな妖怪?

黒い球体の身体のまわりに毛細血管や神経を思わせる枝のような物が放射状に生えており、その真ん中に巨大な目が一つある不気味な姿のアメリカの妖怪です  

ゲゲゲの鬼太郎では、しばしば西洋妖怪の総大将役等、強力なパワーを持った妖怪として登場するので、ご存知の方も多いかと思いますが、実はアメリカで伝承されている妖怪ではなく、我が国で創作された妖怪です


バックベアードは、どのように生まれたのか?

バックベアードの初出は1965年の少年ブックの世界の幽霊・おばけ100選で、昆虫の眼を持ち、目をまともに見ると崖から落ちたり、めくらになるとされ、絵は岡崎甫雄氏、文は北川幸比古氏によるものだったようです

その後、1966年に水木しげる氏が漫画で西洋妖怪の総大将として描き、その後も作品に度々登場させた事によりメジャーになり、我が国で定着した妖怪です

創作妖怪ですが、伝承されている妖怪の中に紛れて、世界の妖怪の一員として紹介された事から、水木氏以外の他の作品にも登場するようになり、特撮の「 変身忍者 嵐  」や「 超神ビビューン 」、ゲームの「 真・女神転生 」等にも登場する等、その存在は広がりを見せています

水木氏の作品中では、大きな一つ目の眼力で、めまいを起こさせ、同時に催眠術をかけて相手を意のままに動かすとされ、しばしば鬼太郎の強敵として登場します

水木氏の1975年の「 東西妖怪図絵 」では、光化学スモッグのようなものが正体としているようです

水木氏はバックベアードのキャラクターを気に入っていたそうで、その事もあって作品にしばしば登場させたようです


名前はイギリスの怪物からとった?

ネー
ングについてはイギリスで伝承されているバグベアからとったのではないか?とされています。バグベアは黒い毛むくじゃらの怪物で、バックベアードとは姿形が異なります

親の言うことを聞かない子供の魂をとりにくるとされていて、突然大きくなったり、霧状になって姿を消したりするとされているようです

バグベアは「 早く寝ないとバグベアが来るよ〜 」等と、主に子供を寝かし付ける為のお話として語られる怪物のようです


パクリとの指摘も・・・

バックベアードについては、写真家の内藤正敏氏が、アサヒカメラの1964年4月号で発表した自身のコラージュ作品の「 新宿幻影・キメラ 」のパクリだと1989年になって文句を言った事がありました

「 新宿幻影・キメラ 」は、新宿副都心が建設される以前の淀水道場の破壊現場を背景に、空中に巨大な目玉が浮かんでいるもので、目玉のまわりにはバックベアードと同じように枝のような物が放射状に付いていました

上にあげた「 ニューヨークをおそう一つ目大妖怪 」の水木氏の絵は、内藤氏の新宿上空に浮かぶキメラの絵が元ネタと言われても仕方がないかもしれませんでした

しかし、内藤氏のキメラも水木氏のバックベアードもその姿形の元を正せば、19世紀後半から20世紀初期に活躍したフランスの幻想的作風で知られる画家オディロン・ ルドンの作品に行きつくという指摘もされています

水木氏は昭和40年代に西洋の象徴主義系の絵画、例えばルドンやアルノルト・ ベックリン等の作品を元にした絵を多く描いています

以下の2枚はキメラやバックベアードの元になったのではないか?と思われるものですが、目玉にまつ毛がくっついたような形が似ていると言えます

バックベアードの元になったのでは? と指摘されているルドンの< エドガー・ポーに >の中の「 眼は奇妙な気球のように無限に向かう 」と言う1882年のリトグラフの作品。水木氏の作品には、この絵を直接踏まえたものもあり、この作品を良く知っていたと言えます

同じくルドンの< 聖アントワーヌの誘惑 >第一集から「 いたるところで瞳が燃える 」と言う1888年のリトグラフの作品。こちらも眼にまつ毛がくっ付いたような形状をしています 

ルドンの石版画集< 夢のなかで >の「 ヴィジョン 」 1879年 と言う作品にも巨大な眼球が寺院の中の宙に出現し、放射状の光を放つシーンが描かれています

 ルドンは眼球も含め、丸い形の物を好んで、よく描いています。ルドンは顕微鏡をのぞくのが好きで、丸い形の物が多いのは、顕微鏡の中でのぞいたものがモチーフになっているからではないか?とも言われています

とすると、バックベアードの元の元はボルボックス等のプランクトンと言う事になるのかもしれませんね

水木しげる氏が象徴主義系の西洋絵画を元にしたと思われる作品を描いている例には、例えば以下のようなものがあります

水木しげる氏の「 人魚の秘島 」と言うイラスト

元絵と思われる19世紀のスイスの画家アルノルト・ベックリーンの「 戯れる人魚たち 」 1886年

水木氏の「 獣人帝国 」

上の絵に取り入れられていると思われる ベックリーンの「 ケンタウロスの闘い 」 1873年

頭の感じがちょっと違いますが、こちらも上の絵に取り入れられていると思われるベルギーの象徴主義の画家フェルナン・クノップフのパステル画「 眠れるメドゥ-サ 」 1896年

ネット上で、何故かロリコンを叱りつけるキャラクターに・・・

バックベアードは近年では、水木しげる氏を離れて、画像掲示板のふたば☆ちゃんねる等で、水木氏のバックベアードのキャラクターに「 このロリコンどもめ!」と言うセリフをつけられて流行り、ロリコンを一喝し、大目玉を食らわす親父のキャラ?として内輪で受け入れられているようです。また、バックベアードの娘と言う事でベア子なるキャラも作られたようです

バックベアードに命を吹き込んだのは水木氏

バックベアードが、創作妖怪にもかかわらず、現在、それなりの知名度と人気を誇っているのは、水木氏が設定したキャラクターイメージが、インパクトがあり、優れていた為で、姿形の出自はともあれ、水木氏のクリエイターとしての才能があったからこそと言えるかと私は思います

パクリを言い出せば、妖怪の多くはそもそも江戸時代の作品、例えば鳥山石燕のパクリって事になるかと思いますが、皆さんはどう思われますか?
  


次回もお化けや妖怪の話が続く予定です!

妖怪 新しい「目」で、新しい「心」で、政令市新潟

怪しい少年少女博物館の1階入口付近の食玩のコーナーに展示をしているカバヤ製 ゲゲゲの鬼太郎  妖怪危機一髪 ねずみ男VSバックベアードの食玩フィギュア。2002年頃の物

正面向かってやや左手から見た所。高さ約13cm 幅9cm 奥行き9cmの食玩としては大型のジオラマフィギュアです

バックを暗めにすると目が強調されます。これも怖いね

こちらは正面向かってやや右手から見た所。ねずみ男VSって事だけど、逃げているだけのような…

正面右手下側から見上げた所。目玉おやじを踏まないでくれよ〜

正面向かって左側のやや下側から見上げた所

大型なのは良いですが、背景の裏側までは造形されていません

真上から見た所。角のように見えるのは、ねずみ男の手です

底面から見た所。©️水木プロ パイロットエース の刻印が入っています

上記のフィギュアを展示している辺りの様子

世界の大妖怪と言う特集で、「 世界一の大都市ニューヨークをおそう一つ目の大妖怪 」というタイトルで紹介されているバックベアード


『 うわあっ、なんだあれは?  不気味に光る巨大な一つ目妖怪バックベアードが、ニューヨークのビル街に現れた。その目をまともに見ると、失目してしまうと言われている、恐ろしいものだ。

この妖怪は、ビル街に、しかも、夕方によく現れて、人々を驚かすのが好きだと言われている。 』  との説明が添えられています

以下の水木氏のイラストは昭和40年代の少年マガジン誌や昭和50年代初頭の少年アクション誌よりお借りしました

『 アメリカの妖怪で、にらみつけて催眠術をかけ、思いのままにあやつる。西洋妖怪の総大将 』 という説明が添えられています

『 にらみつけることで、人の心を自分の自由にしてしまう、強力な催眠術をもった大妖怪。目を見ると負けてしまうので、鬼太郎はいままでにない苦戦をする  』 との説明が入っています

上の絵の続きで、『 それを見たおとうさんは、祖先の霊毛で出来たちゃんちゃんこに乗ってバックベアードにせまり、隠し持った針で、バックベアードの目をつぶして退治した。 』 という説明が添えられています

こちらは、「 催眠妖怪バックベアード 」と表記されており、『 妖怪だけの国を九州の海上につくる為にやって来た西洋妖怪の首領。おおかみ男をはじめ、ドラキュラ、こうもり男などの恐怖妖怪を手足のように使いこなす。 』 という説明が添えられています

南海の孤島に、突然西洋妖怪が現れ、妖怪の国を作ろうとする。鬼太郎を大将とする日本の妖怪たちは、それをやめさせようとして、妖怪の大戦争が起こると言うストーリーの絵です。西洋妖怪の総大将はバックベアード

バックベアードの催眠戦法の説明で、『 巨大な目から催眠光線を出して、相手を思いのままに動かす事が出来る。バックベアードの催眠光線は強烈なので、今まで防ぎきれた者はいない。 』 としています

バックベアードに対する鬼太郎の髪の毛針戦法の説明で、『 髪の毛針で目をつぶし、催眠光線を封じた 』という説明が添えられています

バックベアードがイギリス上空の雲間から現れたシーン。西洋妖怪の首領だけあって、活動範囲はアメリカや日本だけではないようです

鬼太郎と仲間たちの連携プレーでバックベアードを袋詰めにして捕らえるシーンでは、バックベアードに手が描かれています。足が描かれているものもありますが、普段はどこかにしまっているのでしょうか?



妖怪ラリーにバックベアードが参加しているシーン。相撲大会にも、まわしを締めて出場する等、悪役だけど、結構お茶目な所もあるようです



バックベアードって、どんな妖怪?

黒い球体の身体のまわりに毛細血管や神経を思わせる枝のような物が放射状に生えており、その真ん中に巨大な目が一つある不気味な姿のアメリカの妖怪です  

ゲゲゲの鬼太郎では、しばしば西洋妖怪の総大将役等、強力なパワーを持った妖怪として登場するので、ご存知の方も多いかと思いますが、実はアメリカで伝承されている妖怪ではなく、我が国で創作された妖怪です


バックベアードは、どのように生まれたのか?

バックベアードの初出は1965年の少年ブックの世界の幽霊・おばけ100選で、昆虫の眼を持ち、目をまともに見ると崖から落ちたり、めくらになるとされ、絵は岡崎甫雄氏、文は北川幸比古氏によるものだったようです

その後、1966年に水木しげる氏が漫画で西洋妖怪の総大将として描き、その後も作品に度々登場させた事によりメジャーになり、我が国で定着した妖怪です

創作妖怪ですが、伝承されている妖怪の中に紛れて、世界の妖怪の一員として紹介された事から、水木氏以外の他の作品にも登場するようになり、特撮の「 変身忍者 嵐  」や「 超神ビビューン 」、ゲームの「 真・女神転生 」等にも登場する等、その存在は広がりを見せています

水木氏の作品中では、大きな一つ目の眼力で、めまいを起こさせ、同時に催眠術をかけて相手を意のままに動かすとされ、しばしば鬼太郎の強敵として登場します

水木氏の1975年の「 東西妖怪図絵 」では、光化学スモッグのようなものが正体としているようです

水木氏はバックベアードのキャラクターを気に入っていたそうで、その事もあって作品にしばしば登場させたようです


名前はイギリスの怪物からとった?

ネー
ングについてはイギリスで伝承されているバグベアからとったのではないか?とされています。バグベアは黒い毛むくじゃらの怪物で、バックベアードとは姿形が異なります

親の言うことを聞かない子供の魂をとりにくるとされていて、突然大きくなったり、霧状になって姿を消したりするとされているようです

バグベアは「 早く寝ないとバグベアが来るよ〜 」等と、主に子供を寝かし付ける為のお話として語られる怪物のようです


パクリとの指摘も・・・

バックベアードについては、写真家の内藤正敏氏が、アサヒカメラの1964年4月号で発表した自身のコラージュ作品の「 新宿幻影・キメラ 」のパクリだと1989年になって文句を言った事がありました

「 新宿幻影・キメラ 」は、新宿副都心が建設される以前の淀水道場の破壊現場を背景に、空中に巨大な目玉が浮かんでいるもので、目玉のまわりにはバックベアードと同じように枝のような物が放射状に付いていました

上にあげた「 ニューヨークをおそう一つ目大妖怪 」の水木氏の絵は、内藤氏の新宿上空に浮かぶキメラの絵が元ネタと言われても仕方がないかもしれませんでした

しかし、内藤氏のキメラも水木氏のバックベアードもその姿形の元を正せば、19世紀後半から20世紀初期に活躍したフランスの幻想的作風で知られる画家オディロン・ ルドンの作品に行きつくという指摘もされています

水木氏は昭和40年代に西洋の象徴主義系の絵画、例えばルドンやアルノルト・ ベックリン等の作品を元にした絵を多く描いています

以下の2枚はキメラやバックベアードの元になったのではないか?と思われるものですが、目玉にまつ毛がくっついたような形が似ていると言えます

バックベアードの元になったのでは? と指摘されているルドンの< エドガー・ポーに >の中の「 眼は奇妙な気球のように無限に向かう 」と言う1882年のリトグラフの作品。水木氏の作品には、この絵を直接踏まえたものもあり、この作品を良く知っていたと言えます

同じくルドンの< 聖アントワーヌの誘惑 >第一集から「 いたるところで瞳が燃える 」と言う1888年のリトグラフの作品。こちらも眼にまつ毛がくっ付いたような形状をしています 

ルドンの石版画集< 夢のなかで >の「 ヴィジョン 」 1879年 と言う作品にも巨大な眼球が寺院の中の宙に出現し、放射状の光を放つシーンが描かれています

 ルドンは眼球も含め、丸い形の物を好んで、よく描いています。ルドンは顕微鏡をのぞくのが好きで、丸い形の物が多いのは、顕微鏡の中でのぞいたものがモチーフになっているからではないか?とも言われています

とすると、バックベアードの元の元はボルボックス等のプランクトンと言う事になるのかもしれませんね

水木しげる氏が象徴主義系の西洋絵画を元にしたと思われる作品を描いている例には、例えば以下のようなものがあります

水木しげる氏の「 人魚の秘島 」と言うイラスト

元絵と思われる19世紀のスイスの画家アルノルト・ベックリーンの「 戯れる人魚たち 」 1886年

水木氏の「 獣人帝国 」

上の絵に取り入れられていると思われる ベックリーンの「 ケンタウロスの闘い 」 1873年

頭の感じがちょっと違いますが、こちらも上の絵に取り入れられていると思われるベルギーの象徴主義の画家フェルナン・クノップフのパステル画「 眠れるメドゥ-サ 」 1896年

ネット上で、何故かロリコンを叱りつけるキャラクターに・・・

バックベアードは近年では、水木しげる氏を離れて、画像掲示板のふたば☆ちゃんねる等で、水木氏のバックベアードのキャラクターに「 このロリコンどもめ!」と言うセリフをつけられて流行り、ロリコンを一喝し、大目玉を食らわす親父のキャラ?として内輪で受け入れられているようです。また、バックベアードの娘と言う事でベア子なるキャラも作られたようです

バックベアードに命を吹き込んだのは水木氏

バックベアードが、創作妖怪にもかかわらず、現在、それなりの知名度と人気を誇っているのは、水木氏が設定したキャラクターイメージが、インパクトがあり、優れていた為で、姿形の出自はともあれ、水木氏のクリエイターとしての才能があったからこそと言えるかと私は思います

パクリを言い出せば、妖怪の多くはそもそも江戸時代の作品、例えば鳥山石燕のパクリって事になるかと思いますが、皆さんはどう思われますか?
  


次回もお化けや妖怪の話が続く予定です!


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ちゃんと声を出して喋れるなんて凄いねー。ところで雨彦さんに聞いたんだけど、山彦は元々人の声を真似して返す妖怪の名前だったんだってー。音が反響してるだけなんだけどねー。
人と同じことしか言わないんなら、そこにいてもいなくても同じだよねー。君は当然自分だけの言葉を言えるんだろうねー。

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