大勝利がダメな理由ワースト6

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大勝利を一行で説明する

一流職人は大勝利の夢を見るか

大勝利がこの先生き残るためには

ぼくの父は戦争に行き(中国戦線、山西省中原一帯)、幸いなことに生きて還ってきました。

その父からは生前、従軍体験を直接聞いたことはありませんでした。余りにも生々しく、苦々しい従軍体験を近親者に語ることをためらわせたのはなぜだったのか。

それは、よくは分かりませんが、余りにも愚かしい日本の軍隊に対して、自分の世代では何ともできなかった悔いが強かったからでは無いかと思っています。

しかし、その愚かしい従軍体験が、戦後の生き方に強く影響したことは、書き残したもの、その生き方からよくわかります。東大卒の三菱経済研究所勤務というエリートの道を棄て、地方都市のなかで、「下駄屋のオヤジ」(履き物店)として、名声や富と関係なく、ひとりの庶民として平和を希求し、弱者のために生きました。

まさかと思う状況が広がります。平和憲法の否定を声だかに主張する勢力が我が物顔で「改憲」「9条に自衛隊を書き加える」と主張しています。

父たちが生きていたなら、歯ぎしりして悔しがっているのではないか。

ぼくは、日本の軍隊の実相を知ってはいません。だから、『日本軍兵士』についての、吉田裕さんの研究から学びたいと思いました。

吉田裕さんの『日本軍兵士—―アジア・太平洋戦争の現実』

戦争ということ自体が非人間的なことだと考えますが、日本軍の酷さに、とても冷静に読み進められませんでした。しかし、知らなければならないとおもい、歯を食いしばりながら読み進めました。

(「従軍慰安婦」の著者、平井美津子さんに言わせれば「読んだら、病むでぇ」というこの本。)

まず、アジア・太平洋戦争での「戦没者数は、日本だけでも軍人・軍属が230万人、民間人が80万人、合計310万人に達する」(「はじめに」)というものであったこと。日露戦争の死者が7万人だったことからすると、そいの規模の大きさが理解できます。この事実はすでに知っていたこと。

①この本では、当然、この戦争については多くの記録が記されてきましたが、軍事史研究に限って言えば旧陸空軍の幕僚将校グループによるものが大半だったとされます。ここに変化があらわれたのは1990年代だったと吉田さんは書きます。戦争の直接の体験を持たない研究者の登場によらなければならなかったという。

1954年生まれの著者の吉田さんもそのひとり。ぼくとほぼ同じ世代。

②叙述にあっては「兵士の目線」がとられた本であることも強調されます。元兵士であった金子兜太(1昨日亡くなった)の「死の現場」の再構成ということ。

③そして、酷い軍隊が兵士にもたらしたことをできるだけ具体的に明らかにする本であること。

ぼくが読んでいて苦しくなったのは、この本のねらいが実にリアルに届いたからです。

例えば下の絵は「戦争栄養失調患者」を描いた作品。

兵士たちの死の大半が戦闘死ではなく、戦病死だったという事実。日本兵士が大量に死んだのは1944年以降の「絶望的抗戦期」であり、またその大半が病死、餓死だったという事実が詳細なデータで語れます。

南太平洋の島々、フィリピン戦線、インパール作戦などの兵士たちの死は兵站の絶対的軽視による、現地調達という日本軍の方針がもたらしたものでした。

精神を病む兵士が多かったことも指摘します。「戦陣訓」というもので、精神主義的な押しつけを謀った結果がこれでしょう。

「海没死」(輸送船や軍艦に乗った兵士が多数死んだこと)、「特攻死」にも実際の「成果」などわずかであり、過剰な期待のみが優先させられていたこ

世界でも最も高い自殺率。「処置」という名での自軍兵士の殺害。殺し合い。強奪、襲撃。

書いているだけで、おぞましくなります。

父が自らの戦争体験を家族に語らなかったのは、分かる気がします。父は「絶望的抗戦期」には4年余の兵士経験から離れていたのにもかかわらずです。

(中国、北部の南西省、「中原の会戦」などに従軍しています。この中原では、日本軍は「大勝利」をおさめたと言うことになっています。)

明治150年ということに浮かれている人たちがいますが、吉田さんは詳細なデータを分析して次の結論を述べます。

「日本は、統一した国家戦略を決定できる政治システムを持たないまま戦争を戦った。…限られた国力の下で、結局、日本は対米英豪戦争、対中国戦争、そして対ソ戦という三正面作戦を戦おうとしたのである。

 さらに、敗戦必至となった絶望的抗戦期に入っても、戦争終結を決断できず、いたずらに時が流れていった。そのために、すでに見てきたように、多くの兵士と民間人が無残な死を遂げる。こうした事態を生み出したのは、明治憲法体制そのものの根本的欠陥だった。(p.164)

いま、かつての日本を礼賛する人々が、事実に基づかない言説を好き放題に言い散らします。

この本は、それらへの痛烈な事実に基づく反論です。苦しくても読んでよかった。

読んだことで、「病んでいるのは本当は誰だ」ということが見えてきます。

(No.2423の記事)


大勝利 関連ツイート

RT @majidetsurai24h: ドッド彼氏面派対共犯者派の戦いはグレラン・戦車陣営の大勝利で幕を下ろしました
 2018/08/03 13:59 HiQz5
幕張って前にデレ幕張の所だよね
あそこ前に大勝利してる場所だから今回も期待
今回のガチャは完璧な
大勝利を収められましたわ。 https://t.co/zix7PzHX0J

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