1幕でやばいしんどい…と思っていたら2幕で涙がボロボロ出てきて止まらなかった。
まさに『悲伝』というタイトルそのままのお話だった。
明治座 夜公演 17:30〜
※ネタバレを含む感想です。
間違いがありましたら大目に見てください。
そもそもステに興味を持ち始めたのはジョ伝から。ジョ伝の先行のために義伝のBlu-rayを買ったのに対象外となる申し込みをしてしまい他の先行も落ちてライビュ。
小田原も同じ申し込みのミスをしてしまい(もう3度目の同じミスはしません…)配信を観て…と本当の会場で生で舞台を観れる機会がなかった。
今回は良席の先行は落ちたものの、席が悪いのは承知で申し込んだ2.5フレ先行の一般で当選。初めて会場で生で観ることができた。
浜町にくるのも、明治座にくるのも初めて。
グッズは何も買わず、明治座の前を通り過ぎて近くのジョナサンで早めの夕飯。日曜だからか昼と夜の微妙な間の時間の割には混んでた。若干の緊張で食欲がない中、とりあえず食べきった。これで観劇中にお腹がなることはないだろう。
会場に入ると開演5分前。
明治座内のお店など全く見る時間がなくてもうちょい早く戻るべきだったかもしれない。
そして3階席なのでエスカレーターや階段を使って上がってようやく座席へ(結構時間かかる!)
3階 1列目 上手側
ステージは近いんだけど手すりがステージにかぶってるーーーー!!!!!しかも上手端が見えない
一般席というか見切れ席なみなんじゃ…と悲しくなった悲伝だけに…(笑)
それにしても普段他の公演でお年寄りの方も観劇されるだろうに割と急な作りだし、足のスペースが狭すぎて困った。足をちょっとでも伸ばすことを許されないくらいの狭さで膝が前の壁に付く。ただ、座高を高くするためにクッションが置いてあってそれはありがたかった(それを使用したとしても上手側は見えないけどな!!!!!!)
ステージの奥に映像が映し出されると予想通りに上が少し見えない。ちょっと見えないくらいだったのでこれは良し。
始まりに足利義輝さまなどがお話されてるんだけどぶっちゃけ最初何をおっしゃっているのか聞き取りが不可能でした。ごめんなさい。耳が悪いのか会場の音の反響なのか何なのか…でも話が進んでいくうちに聞き取りやすくなった。
毎度のこと順番はバラバラな感想になるけれど、まず不動ちゃんと長谷部が修行へ行く姿を見てうわぁーー長谷部の極衣装見れるやーーん!!!!と高まる。和田くんの長谷部かっこよくて好き。
修行先での2人のそれぞれの想い、よかった。過去と向き合うということは大事なことだ。
光忠クッキングは鮪さばいてた。鮪の部位の説明もしてて鮪食べたくなった(笑)
まんばちゃんのおやつ食べちゃう三日月かわいい。それを軍議の時に聞かれてないのに話題にだすのもまたかわいい。おじいちゃんかわいい。
和田くんの歌仙もかっこよくて好き。歌仙の戦闘服の首の下の開きをつんつんしたいくらいあの空間好きだ!!!ダブル和田最高!!!!!
前山くんはあんステで英智を演じてたのを見て今回鶯丸だと雰囲気が違うからどんな感じになるのか楽しみにしてて、CV.柿原を感じさせるような話し方で大包平と一緒にいるとほのぼのしてて良い感じの鶯丸で期待以上だった。
大包平はどんなときもブレなくて常に大包平って感じでおもしろかった(笑)
鶯丸がつっこむところとか、戦ってる時に2人で背中合わせになるところも良かった。
本丸襲撃は見ててかなり怖かった。
二次創作で本丸襲撃の話はいくつか読んだことはあるんだけどあまり好みではなくて…まさかステで起こるとは。本丸を守るために必死に戦う男士たちを見てたら泣きそうになって苦しかった。
現実で自分が審神者として存在するのならば、このような事態も想定して刀剣を強く育てておかなければならないし、自分もすべきことをする覚悟というか、生半可な覚悟では審神者としてやっていけないんだろうなと思った。
そしてナイスタイミングすぎるところで修行から2人が帰還してくれて…不動ちゃん長谷部おかえり!!!!!
敵の数が多いというのもあり、審神者が敵を他の空間に飛ばすことにかなりのパワーを使うことに長谷部が気付いてそんなことをしたら主が!って主の元にいく姿が愛おしい…長谷部すきだ…
光忠は軍議で鵺(いくつもの刀で出来た刀?)について言わなかった三日月を疑っていて。三日月は敵を逃したっぽい感じだったんだよね。
で、光忠と三日月が戦う中で三日月が光忠を切る。
なんで燭台切を切った!ってまんばちゃんが言うところつらい…あそこで死ぬわけにはいかなかったからだとかまぁ確かに言われてみればそうだけども。光忠だって本気で切ろうとは思っててもきっと切れなかっただろうが…。
敵と共に行ってしまう三日月とそれを追いかけて共に行く骨喰と大般若長光。
下手にある花道は見やすさ抜群で感謝。
三日月を追いかけてきたのは寂しそうだったから、と言うばみちゃんかわいいすきばみちゃん追いかけてきてくれてほんとにありがとう。
そこからステージに戻ってギュッと三日月を抱きしめる骨喰。三日骨尊い。抱きしめてるときにばみちゃんのお顔がちょうど見やすくて。辛そうな表情を浮かべててしんどかった。
主が力を使った後に眠っている中、命令を出せるのはまんばちゃんのみでそういういざという時に頼りになる山姥切国広がかっこいい。
そういえば荒牧くんの足のことをすっかり忘れてたとか言っちゃいけないかもだけど、殺陣とか動きに
して不自然さを感じず、どれも良い動きだった。マッキー、おかえり!!!!
今回のキャストで1番すきなのが荒牧くんなので、荒牧くんのまんばちゃんを生で観れたのが嬉しい。素敵なまんばちゃんをありがとう。
この舞台の題名にもある不如帰(ホトトギス)について、話の中で義輝さまがホトトギスには色んな漢字があると言っていて初めてホトトギスに色んな名前がある事を知った。
というか題名の『不如帰』を実は開演前まで読み方を知らず、公演中に読み方を知るというなんとも失礼なお客様ですみません。検索しようと思ってたのにすっかり忘れててねあははは…
鵺と呼ばれていたいくつもの刀の集まりでできた刀?は最初は子供みたいな喋り方だったのが義輝さまに時鳥(ホトトギス)と名付けられてからしっかりとした喋り方になるという展開…良いね。
他の刀もそうだけど名前を付けて大事にしてくれるって当たり前のようだけど、すごいことなんだなと思った。
手持ちの刀が無くなって、三日月の刀を渡された義輝さま(で合ってるのか?)がこんな綺麗な刀を血で汚すなんて…的なことを言っていて刀は本来は人を切るためのもののはずなのに、そう思わせてしまうほど綺麗な刀というのはすごいな。
最期に刀の三日月を投げ渡して刺されるところ、刀に対する愛のようなものが感じられた。
骨喰が切ったのは義輝さま?なのか?
切る前にばみちゃんが記憶がないと言った後に、(刀に)記憶がなくても(使っていた人間が)覚えている。というようなことを言っていて。
めっちゃ良いことをおっしゃってくれた(のに私が曖昧な記憶力ですいません)
切ったあとに涙がでてくるばみちゃん。このシーン上手より?だからか見にくかったのでばみちゃんの泣き顔は想像上で補いました…
大般若さんが近くにいてくれて良かったんじゃないかな。ばみちゃんと大般若さんが一緒にいるとばみちゃんが幼く見えた。大般若さん大人のスマートな男性って感じのオーラあった。
そういえば不動ちゃんがまんばちゃん呼びしてるの好き。まんばちゃん呼びを許すまんばちゃんもかわいい!!!!!!
健人くんは鶴丸っぽい喋り方が好きです。CV.斉藤壮馬寄りでGood!!
戦ってる中で下手側に倒れるシーンがあって顔が見えないようにうずくまってる姿が可愛かった。しばらく経って起き上がってまた戦い始める鶴丸かっこいい。
ライビュや映像だと基本話の流れで大事な部分もしくは喋ってる人が映し出されるから、この角度からしか見えない表情や動きを観れるのが生で舞台を観れる醍醐味の一つでもあると思う。
ライビュで楽しめても本当の舞台の楽しみ方とは違うと思うんだよね。だから舞台は出来る限り会場で生で観たい!!!!!!
今回の結いの目のビジュアルがみんなで丸く円になっていて、お話の中でもそれがあった。
三日月を真ん中に他の男士たちが円のように周りについて、三日月を破壊するために戦う。円になってるの綺麗なのにやってることが雅ではないので複雑。
それでも主の命ならば三日月を破壊するって言う長谷部どんだけ主命なんだよ…もうなんでそこまで主を一番に思えるんだよ。というか審神者の力で生まれたとあってもどうしてそんなに審神者のことをみんな信じてくれるだろう。刀の時に様々なことがあったのにみんな主のことを大事にしてくれてすごいよ。刀剣男士尊い…。
そして三日月強い。三日月はやっぱり何かが違うのかなと思わせられてしまう。
時鳥はやはり刀壊となったけど壊される前に名前をつけてもらって良かっただろう。
みんなボロボロになっててはだけてるし衣装に血ついてるし、まんばちゃんは布を頭から取っていて綺麗な金髪が見えてお腹もチラリ。まんばちゃんは布がないと途端に王子に見えてしまう。
まんばちゃんのみ歴史を見せられるかのように飛ばされて最終的にどこかわからない場所に辿り着くと、花道に真っ白い三日月が現れる。
白髪で髪飾りは黒。青い衣装は真っ白になり人の姿を保てなくなっていてまさにおじいちゃんという風貌。
審神者が刀壊の儀式をしている効果が出ているみたいだけど距離が離れた刀剣を刀壊させようとする審神者のパワー強すぎる。
その白くなった三日月と山姥切が戦うことになって、このシーンで涙がボロボロ止まらなくて。3階席だと双眼鏡で観ないと細かい表情が読み取れないから基本双眼鏡で観てたからもう双眼鏡持ってる手が震えるし、でも観ていたいから必死に持ってタオルを鞄から出してなくて涙拭けないし止まんないしもうよくわかんない感じになってとりあえずこんな戦いはもうやめてくれよ…と思うしかなかった。
そして最終的に三日月は折れて消えてしまった。
…まんばちゃんは任務を果たしたのだけれど、相当辛かっただろう。もし審神者だったらこんなまんばちゃんに話しかける言葉が見当たらない。よくやったねなんて到底言えないしありがとうとも言えないし…
まんばちゃん、おかえり。 なら言える、かな。
見守っていた小烏丸が自らを父と言っているのが理解できた。小烏丸はかなりの年月を経ているからこそ放たれる不思議なオーラがあるような気がして、そんな小烏丸が共に見届けてくれて良かったんだろう。
いつも通りの本丸に戻りお話は終わる。そのいつも通りがどこか寂しく感じる。
そういえばばみちゃんどこかで旅に出たいと言ってたな。もしかしたら映画で極の骨喰藤四郎が見れるのかも・・・?
三日月が顕現されるシーンがラストにあって。
あれは新しい三日月宗近なのか、それとも今まで共に戦ってきた三日月宗近が顕現された頃の思い出としての一部なのか。分からないけど、顕現してくれてありがとう。
終わった後に放心状態ですべてのことがどうでも良くなって(笑)早く静かなところにいたいと光の速さで帰宅。
やっぱり私は舞台だったりアニメなども同じで『
品』を楽しむことが好きだな。そして良い作品に出会えると出会えたことにただただ感謝の気持ちでいっぱいになる。
刀剣乱舞は名前は知っていたもののゲームはしてなくて、花丸の1期を見てからハマりゲームを始めて今に至る。
ジョ伝から興味を持ったのはあんステで荒牧くんを知ったのも大きいけど、山姥切の素敵な漫画を描いていた方を見つけたのもキッカケの一つ。
良いキャストさんだった場合、キャスト変更は好まないけど、ばみちゃんが今回から三津谷くんに変わって三津谷くんのばみちゃんも骨喰藤四郎らしい落ち着きがあってとても良かった。
良い作品を作り上げてくれた演者さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
拡樹くんは32歳ラストの公演だったんだね。終わってから6/4が誕生日なことを知りました(笑)
この感想を書いてる本日がお誕生日とのことで、33歳おめでとうございます
拡樹くんの三日月の優雅さ、雰囲気が好き。
悲伝でしたが色んなことを考えさせる内容で楽しかった。来年公開予定の映画も楽しみだな
7月は別ジャンルのライブ、8月は初めてミュを会場で見れるとあって夏が今から楽しみ
ステは7月まで続くということで、怪我なく体調に気をつけて全公演終われますように。
本当に、素敵な物語をありがとうございました
枝垂れ桜、綺麗でした。