しょんぼり 甲子園に、恋をした
しょんぼりのお取り寄せ情報、売り切れたらもう終わり、再入荷はほぼありませんのでご注意を
気分を害される方は気をつけてくださいね
からの続きです。
あと少しお付き合い下さい
16:30
点滴を少し前から始めていました。
手術に向かうためにベッドに横たわり、点滴と共に2名の看護士さんに押されてゆく。
夫がすごく不安そうにしょんぼりしているのがわかって私もさびしくなりつつ、病棟から手術室のある階までエレベーター室に入るところでバイバイして手術室へ。
私元気だから歩いていってもいいんだけどなーと思ったけどそうはいかないらしい。
よく見る
「手 術 室」バーン
と書かれている扉に颯爽と入っていったら中にはいっぱい部屋が…
こんなに手術室ってあるんだスゲー
と思いながら横たわったまま連れていかれた先にはマスクをした看護士さん達。
皆さんまつげエクステして目元の化粧バッチリの美人さんばかりでした
こちとらホットタオルで化粧を落としたすっぴんですみません…と、たじっとしながら挨拶(笑)
手術室前で一旦停止。
申し送り?よくわからないけどオペ室の方にそのまま連携されて、交替。
目元バッチリの看護師さん達に押されてそのままガラガラと手術室に入りました。
あのギラギラとした電気はまだ付いていなく、真ん中に手術台、思ったより広い手術室。
ホワイトボードに私の名前と手術名かな?情報を書いてる人がいました。
手術台の横にガラガラベッドを付けられ、手術着の紐をとり、タオルを被されました。
横の手術台にうつってくださーい
と言われ、ずりずりっと横に動き手術着も脱いで手術台に移動。
そこからは手早く
左腕についてる点滴の管をなんやかやされ、
右腕に自動的に血圧をはかる測定器を付けられプシュープシュー、
右人差し指と胸には心拍や脈を測る器械をつけられ、
足元にはベルトを巻かれ、
口元には呼吸器を浮かべて当てられ「深呼吸してくださーい」
これたぶん1~2分くらいの間にされました
そして、頭上から麻酔科の先生が
「では今から点滴で麻酔入れていくのでぼやーっとしてきたら言ってくださーい」
と声をかけてきて
全然ですー
と言ったすぐ後に目の前がぐにゃ~っと回り始め、
ぼやっとしてきました~
と言ったのは覚えてますがその後のことは覚えていません。
ほんと一瞬の出来事でした。
そして、
あぁ、よく寝たなぁ…
と目を開けたら、看護士さんに
「あ、起きましたかー??終わりましたよぉー」
と声をかけられ、手術が終わったことに気付きました。
夢も見ず、ただひたすらにぐっすり寝ていたみたいでした。
目が覚めたら気道に入れてる管を抜くって言われたのにもう外れてるなぁと思いながらされるがままにまたガラガラ。
たぶんその前に1回気がついて自発呼吸ができるようになっていたけれど、また寝たみたいです笑
どんだけ眠たかったんだ…
で、ガラガラされて連れていかれた部屋は大部屋の入院部屋。
看護士さんが横で何かやってたけど、とりあえず眠い…と思って少し寝ていたら、
「ご主人来ましたよ~」
と言われ覚醒
夫はすごい雨の中、荷物を取りに帰っててくれていました。
手術中はなにかあったらいけないので、と待っていたみたいです。
手術後、術後説明を
受けたあと私がまだ目を覚まさないから一旦家に帰ってものを取ってきたとのこと。
ってことは結構時間経ってるのかな?
とぼんやーり考えていたら、夫が手を握ってくれました。
外ではあまりそういう手を握ることなどしてくれない夫がずっとその後も手を握ってくれて、握りかえそうにも力が出ない…
外真っ暗だけど、今何時?
と聞いたら19:30だよと言われ、
手術開始から3時間経ってることに気付きました。
その後、夫が術後説明の話をゆっくりしてくれました。
予定の1時間から30分延びて1時間半かかった。
手術でとった検体を見せてもらったけど、本来なら5ミリの卵管が小指の太さくらいまで腫れてたよ。
左の卵管も、両方の卵巣も腫れてることなく無事。
子宮内も綺麗にして、子宮内に受精卵がないことを確認した。
とった卵管を病理検査に出して、そこに受精卵(胎嚢)が確認できれば子宮外妊娠が確定するみたい。
何より、ちまきが無事なのが一番だから、無事に手術から帰ってきてくれてよかったよ、安心したよ
と。
そう聞いたら涙が止まらないわけがなく、だからといって拭くことも出来ないので涙がずっと流れ続けました。
看護士さんが夫にガーゼを渡してくれてたまに拭いてくれますが、すぐに流れてくるので、そのままとりあえず流しっぱなしに(笑)
その後も、夫は
ちまきは気にしなくていいんだよ
防ごうと思って防げることではないんだから
自分を責める必要は無い
責任を負う必要も無い
左卵管も両方の卵巣も残ってるんだし、
子宮内も綺麗に掃除してくれてるから、
次はきっとできやすくなるし、
ちゃんと子宮内に育ってくれるよ、
がんばろうね
ということを手を握りながら繰り返し繰り返し言ってくれました。
もう私泣きっぱなし
鼻水が出るけどお構い無し
今はとりあえず自分を落ち着かせるためにもいっぱい泣きなね
って言われ、ただひたすら泣きました。
夫ももらい泣きしていたみたいです。
で、面会時間が終わる20時になったので、手術も終わっていたこともあり夫は帰ることに。
私は動くこともできないのでそのままベッドから見送りました。
帰ってからちょっとしたら手が動くことに気付いて携帯を胸の上にのせながら夫とLINE。
そこで色々と話をしました。
夫が駆けつけてくれたのが早かったのも、
夫の仕事の上司や同僚の方が、
「早く行って、先に会えるなら会うべき。一番不安なのは奥さんだから。そばにいれるのは夫だけ」
「仕事は気にしなくていいから、奥さん最優先で」
と、声をかけてくれて仕事を全て引き受けてくれて仕事場から出してくれたこと。
明日からのことも気にしなくていいと言ってくれたこと。
さすがにこの日は朝から
子宮外妊娠かもしれない→総合病院に行く→手術かも
という流れに夫もついていけなかったらしく動揺していたことが伝わっていたらしいです。
さらに私の13時の電話で泣きながら報告があったために自分も泣いてしまい、そのまま上司に報告したこと。
軽い人事面談も先延ばしにしてもらって、来ることができたのもいろんな人の協力があったからだということ。
それよりも何よりも私のことが心配だったこと。
子宮外妊娠になったことで責任を感じてしまってること、それで自分を責めていること
手術して体に何か悪影響があるのではないかということ
無事に終わるのかということ
夫も色々考えてしまって大変だったみたいです。
当の本人は寝ていただけでしたが…笑
手術の間も妹が心配して電話してきた時はすごくしょんぼりした声だったということもあとから聞きました。
そして話をしてて、
私が
また妊娠できるかな。
今回子宮外妊娠だったけど、妊娠と聞いて嬉しかった?
と聞いたら夫は、
出来たこと自体もそうだけど、それ以上にちまきが喜んでるのが嬉しかった
私はあなたが一番なので
今回に関してはまだ見ぬわが子もあるけど、それを責めてるちまきを見るのが一番つらい
とにかく無事で何より
頑張らなくていいけど、はやく元気になってくれるといいな
と言ってくれました。
そして、
SMAPのライオンハートがリフレインしていたそうです笑
そんなこんなで手術と入院初日が終わりました。
この後一眠りしてふと目が覚めた時に書いたのが、
です。
さすがに体力が追い付かなくてあれだけの報告になりましたが、こんなことが起きていましたよ、との報告でした。
入院にかこつけて詳しく書いてみましたがまさか④までになるとは(笑)
明日の診察でなんと言われるかわかりませんが少し妊活はお休みすることになると思うので、
また明日以降も暇があったらその後を続けて書いていきたいと思います
読んでいただきありがとうございました