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一学期のモコは、
落ち着いて過ごせる事が多く、
お友達との関わりが増えてきて、
ずいぶん成長してきたと、
先生がおっしゃってくださいました。

お友達と
関われるようになってきたのは、
5年生の終わりくらいからかな？
それまでは、先生や支援員さんなど、
対大人とのやりとりばかりで
友達には全く興味がない様子でした。

それがここにきて急に、
お友達の存在がモコの世界に現れた。
背がちょうど同じくらいの友達と、
肩を組んで教室まで歩いたり（！）
その後ろ姿が微笑ましい。と。

そんな日が来るなんて、
私はただただ驚くばかり。

そんな小さな事が、
モコにとっては大きな成長なんだ。

＊

先日、書いた

こちらの記事に、
何故、知的ではなく肢体不自由の
支援学校を選択したのか、
その経緯を書きました。

（※モコは
小学部2年生まで肢体不自由の学校で、
3年生からは現在通っている
知的の支援学校へ転入しました。）

来年度へ向けて、
小学校や中学校への入学にあたり、
特別支援学校の選択肢の間で
迷っている親御さんに、
何か少しの情報を提供できたらな
と思います。

今回は、私が個人的に感じている
特別支援学校の良さを
お伝えしたいと思います。

＊

この記事の最初に
二者面談の様子を書いた通り、
モコは支援学校で先生方や
みんなから、とっても愛されています。

スクールバスから降りて来る時は
高等部のお姉さん達に囲まれ、
昇降口で待っている他学部の先生方にも
可愛がられ、小学部の先生とは
朝から追いかけっこの挑発を
モコから仕掛けてケラケラ笑い、

本当に毎日、
毎日、毎日、
本当に、楽しそうです。

と。

来年度、中学部になる不安な気持ちを
先生に話すと、
「学校中のみんなに可愛がられてるし、
モコくんは何処行っても大丈夫！
愛嬌があって、愛されてます。」
と、おっしゃってくださいました。

モコは、重度の知的障害がある為、
地域の小学校への入学は
考えていませんでした。
（この経緯もまた別の記事にします！）

特別支援学校へ行って良かった事は、
何より手厚い事です。

先生方が1人1人に合わせた
個別支援を考えてくださり、
それを実行してくださいます。

県立の学校ではあるけど、
私立の学校以上の手厚さがある。
と、私は思っています。
（入学したら高校まで
エスカレーター式だし）

毎日の授業も先生方の工夫がいっぱい。

モコのクラスの授業では、
例えば絵本を読む一つの課題も、
本を読むだけでなく、
お手製のパネルシアターで
絵本の内容の演劇をしてくださり、
実際に世界観を再現してくださいます。

絵本の中に登場した
たくさんの小道具を用意して、
物語に出てきた内容一つ一つを、
その一つ一つの動作を
支援をしながら行っていきます。
（モコは重度のクラスです）

遠足で電車に乗る体験をする時は、
切符券売機の模型を段ボールで作って
みんなで練習したり。

先生1人1人が、
生徒1人1人にしっかり向き合って、
その子それぞれに合った支援を考えて、
日々取り入れて実践して、
それを繰り返し繰り返し、
根気よく、支援してくださいます。

その支援の先にあるのは、
「本人の自立」は勿論なのですが、
「就労に向けた取り組み」があります。

特別支援学校を選択する
最大のメリットは、私は、
ここにあるのではないかと思います。

肢体不自由の支援学校は、