難民 ごはんがおいしくなるスーパー

難民 ごはんがおいしくなるスーパー

難民がWeb2.0を超える日

最近 グルテンフリーダイエット で  小麦粉で作られたパスタや うどん
お菓子を極力  抑えて おむすびに切り替える方も多くなっています
しかし  コンビニのおにぎりや  弁当には 食品添加物の [グリシン] が
含まれており 食後 居眠り運転や 事故を誘発する危険性が増えています
グリシンは 微生物の繁殖を抑えて 腐りにくくするために 添加された
食品添加物で 100g に対して 2.5%~3%の添加がされています
表示などは調味料として「 アミノ酸等 」と書かれていることが多いです
このグリシンなのですが – – – –
「 グリナ 」 という商品名で売られている [睡眠アミノ酸] と同じモノです

1回分が3グラムで 摂取すると 60分ぐらいで ぐっすりとした眠りに入れます
パッケージには   「速やかに 深睡眠をもたらし  ぐっすりとした眠りと
爽やかな目覚めをサポート」 と書かれてあります
私は購入して試してみました 本当に 「睡眠アミノ酸」 と言われるぐらいで
見事に入眠できます- – – これなかなかの優れものです!
私は 教鞭をとっていた頃  昼食はコンビニで おむすびを 買っていました
お昼からの授業が 眠くて眠くて耐えられなかったのです
それは 炭水化物 を摂取したこから だと 考えていましたが どうやら
理由はそれだけではなかったようです- – –
これは 68%の人に効果が見られる と自信を持ってメーカーは言っています
 インディタダさんの書かれたブログで 初めてわかったのです
「そういうことだったのか!」と驚きました # リブログをご覧ください
しかし何事も100人100色です- – – 何も感じない人もいると思います
しかし私のように敏感に 感じる人は 食後  車の運転や機械作業をしたり
 高所などで危険な作業をすると事故に繋がると 思ってしまいます
また 授業も眠くて集中できないですね!  テストの時は最悪です!
生活の中で便利な コンビニ弁当です うまく付き合っていきましょう!
    
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~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

私のもうひとつのブログです


こちらはホームページです

* バックナンバーをご覧ください
vol,8
 – – – vol.10
[コアペリネに 関しては商標登録済みです ]
. ( ブログの新しい情報は  毎週金曜日  夜9時 に発信しています )

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伊達流ファームコア®トレーニング

大阪  四ツ橋教室  長居教室

日本コアペリネ (骨盤底筋) 協会      代表/ 伊達るり子

ホームページ:

メール:   お問い合わせ お申し込みはこちらから

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難民 変わらなきゃも 変わらなきゃ

2歳の長男あっくん
1歳の次男ひーくん
年上の旦那さん
ツンデレ・犬みたいな猫2匹の
男の子組と🚗
元保育士はぁなの
育児絵日記
詳しい家族紹介は→♪




*子育てに関わる皆さんからの相談シリーズ*
※はぁなによる相談者さんへのご回答です💠
   そちらを踏まえてぜひお楽しみください♪
🌠


*長男あっくんを授かるまで【子どもはできると思ってた】完結
🌠


*年子との保活・就活【保育士だけど保育園難民になったお話】連載中*
🌠

こにゃにゃちわ~🐱☀

最近こんなメッセージをフォロワーさんから頂きました~💌

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いつも楽しくブログ拝見させて頂いています。

ひとつ、悩みを相談させてください。

はぁなさんは、幼児教室ってどう思われますか?

私は今、息子を幼児教室に通わせています。1歳になったタイミングで仕事復帰したので、仕事の休みを調整しながら、なんとか通わせている状態です。

もともと、友人の勧めで通うようになった幼児教室なのですが、育休中は、心と時間の余裕があったので、私自身楽しく通うことが出来ていました。息子も、たまにぐずることもありましたが、いろんなことに興味をしめし、楽しそうに取り組んでいました。そして、そこで出会うママさん達の子育てに対する意識の高さに刺激をうけることも多くありました。(このブログも、そこで知り合ったママ友に教えて頂きました)

仕事復帰した今も続けていて、週に一回のその幼児教室の日が、息子の成長をちゃんと確認する時間となり、そして育児について考える時間となっています。

ですが、仕事と育児の両立により、前のような心の余裕はないので、せっかく行っているのに息子がぐずったりしてしまうと、周りの子供達と比べてしまい、悲しくなります。

無理して通うことはないかなとも思っていますが、頑張って通ったほうが、なにか息子のためになるのではと思ったりして悩んで
います。

こうやって書いてみると、通わせているのは私の自己満な気がしてきました…(*_*)

以前、別の友人に幼児教室に通っていると話した時に、「えっ⁉︎受験でもするの⁉︎幼児教室なんて、意味ないでしょ‼︎」と言われたことがあり、周りに相談できる人がいません(._.)

(ちなみに、受験は興味ないです)

まとまりのない文章を、長々とごめんなさい!

息子にとって、意味あるのかな?というところがもやもやして相談のメッセージを送ってしまった次第です。

結局のところ、抽象的な内容になってしまい、申し訳ありません(;_;)

お忙しいところ読んで頂きありがとうございます♡

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
え、私のブログが、



意識高い系のママさんからのおすすめで???
す、すごい❕❕❕どうしよう❕💣💥滝汗💦💦💦オロオロ(どうもしない←)
いやぁ~、びっくりしました❕このずぼら~なブログがそんなママさんにハマるとは(笑)いや普通にそうやって紹介してもらえるなんて、なんてありがたい❕💓✨✨✨
てけと~なブログですが「へ~こんな考え方もあるんだなぁ~」って見てやってくださいね🐣🎵
さてさて『幼児教室』なる『お勉強系のお教室』についての私の考えですね。私はと言うと✏☀
通わせてる親御さんたちは素晴らしいと思ってます~✨✨✨✨
だってそういう教育に熱心な親御さんたちの力で頭のいい『ノーベル賞を取る人』になったり、小さいころからスポーツさせてオリンピックに出るような『アスリート』を育てているわけじゃないですか❕✴
私はその熱意と労力は本当すごいと思います🔥✨✨✨
そして『幼児教室』の先生たちも、すごい勉強して努力してるんですよね📑✏💦💦
少~し私もかじったことあるけど『子どもが分からないものを分かるように伝える』というのは知識と大分熱量がいるお仕事なので、それにお金を払う価値はあるなぁと思っています💰✴
ただひとつだけ、私の経験上思っていることがあります。それは、
子どもか親御さんが通うの嫌になったらおしまい~❕👋バイバイ~✴
ということです(笑)☁
そう私が思ったことがある経験のお話はこちら下矢印
勉強することは素晴らしいことです✴知識や力がつくことは世界がたくさん広がります🌏🎵
でもそれは、
その親方さんとお子さんがどちらも好きでやっている場合のみ
だと私は思っています⚠
子どもがイヤイヤながらやることは私はなんの伸びも成長もないと思っている派でして🍀
「いや、それでも大きくなったら必ず本人のためになる❕」
と言う方もいると思いますが、大人でも嫌なこと無理矢理やらされたら確かに伸びるけど、それを自らまたやろうとは思いませんよね❔私はそんな経験は『無意味』だと思っています💧
それならまだ本人が好きなことや遊びで、男の子だったら、
恐竜
乗り物
戦隊ヒーロー
日本地図
でも『○○博士』になるくらいまで極めて夢中になって本人が楽しそうにしているほうがよっぽど頭を使うし為になるし、周りにも素敵な人が集まると思う✴最終的には、
子どもが楽しく学べることが1番大切
だと私は思っています✴
そして、親御さん。
こちらの相談者さんのようにそのせいで私生活に疲れやストレスを感じてくるような場合になったら私は『意味がないかな』と思っています💦💦
なぜならそういうときに一番子どもにとって大切なのは、お母さん・お父さんからのだからです💓
親御さんの『』があって親御さんも楽しんでいるようなら子どもは少なからず、
『やってみようかな』
と思い、やりつづけることが出来ますが、例えばお母さ
・お父さんの、
自己満足
コンプレックス
世間体
なんだな、自分のことはまるで見ていないんだな、と子どもが本能で感じた瞬間から、もうそれは実にならず、駄目になることが非常に多いです⤵⤵⤵
一度そういうことで『』が折れてしまうと、次何かをやり始めるまで時間がかかってしまうことも多いです⏰🔃
子どもは皆『何かに輝く力』を必ず持って生まれてくるのですが、そうなったとき、私はそれはもったいないと思うんです🌠⤵⤵⤵
それなら本人が、
『これやりたい❕✨✨✨』
と本人からふとしたときに夢中になるものを見つけるのを見守り、その『好きなことへつぎ込むパワー』を取っといてもいいと思うんです✴
今は『幼児教室』ではなくても、絵本を見せたり、お出かけしたり、色々なことに触れるだけで刺激をたくさんもらえるし『本人の興味があるもの』のきっかけがたくさん転がっていると思います✴
   
むしろ大人になってから本当に『これがやりたい❕』ということほど私は応援したいなと思っています☺
そして最初に書きましたが、何より子どもは『お母さんが笑顔になること』がだいすきです✨✨✨
「○○くんすごいね❕」
「こんなこと出来たね❕」 
「お母さんもっと応援するからね✨✨✨」
と、お母さんやお父さんたちが『応援してくれること』がすごく嬉しいし、すごい力になるんです✴
だからそのママ友さんのように信念を持って通わせてるなら私はその価値はあると思います❕
ただなんとな~く、、、という気持ちなら一度『お教室』はおやすみしてもいいのかなと思いますよ🍵💠
相談者さんもそのどちらにするかその『勇気』がほしいんじゃないですかね❔✴
でも『幼児教室』もおうちの方針もそれぞれであっていいし、お子さんもそれぞれ個性があっていい❕
もっと気楽にやってみたり止めてみたりしてもいいのではないかな、と思います✏💡
何よりお母さんとお子さんが『のびのびと笑顔で生活できること』のほうが大切です✴
私自身それが1番大切と思っているので、まだ何にもチャレンジしていませんが、ふたりが「これやりたい❕」と言ったら全力で応援しようと思っています👊📢🎵
なので今はわくわくするものを探す道中です👣☀
回り道かもしれませんが、人が夢中になれるものなんて世の中にた~くさんあるので、私は子どもに選んでほしいなぁとのんびり見守っています🍵💠
まぁ子どもは好きなこと見つけたら親が止めても勝手にやりますよ、私が声優学校行ったりブログを始めたように(笑)
親が思っているより、子どもは自分の『』を信じていますし、私が好きでやっているブログに皆さんが集まってくれているようにすべては、
🎵🎵🎵『好きこそものの上手なれ』🎵🎵🎵
だなぁと私は思っています🎵
相談者さんもお子さんの『好き』を感じて、どこでもいい❕たくさん伸ばしてあげてくださいね🎵
と、こんな感じの考え方でしたがいかがでしょうか❔(笑)
参考になれば嬉しいです☕💠
ちなみに我が家では、
あっくんは『昆虫』や虫を見るのが好きすぎて「おとうさん・おかあさん」はまだ言えませんが「こんちゅう」は言えます(笑)🐝☀
『昆虫』の本もいっぱいにしてるのでニコニコ見ています📕にやり🎵
子どもは興味あるものに一直線ですね、、、🐛🐜🐌ラブキョロキョロ真顔🌠(遠い目)
ではでは~👋💠
【後日談】
私もピアノしたけど好きじゃないから上達しませんでした❕先生も裏でめちゃくちゃ怒る人で早く辞めたかった(笑)
フラッシュカードも気持ちわかるなぁ、、、あの矢
ぎ早な感じが疲れるんですよね、、、(笑)
相談者さんの気持ちがすんなり決まって良かったです✨✨✨
息子くんの好きなもの、相談者さんの好きなこと、一緒にたくさん探していってくださいね💓

閲覧ありがとうございました♡
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頂いたメッセージも
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難民 色は、ココロを動かすチカラ

またやりきれない事件が起きてしまった。

新宿区の児童養護施設の施設長が元入所者に殺害された、という事件である。

容疑者は22歳。 数年前までこの養護施設に入所しており、昨年9月あたりまではアパート住まいをしていたが、職を失い家賃を滞納して事件当時はネットカフェ難民だった、という。

殺された大森さんは大学卒業後に児童指導員となり、数年前から若草寮で施設長を務める傍ら専門書も著し、施設で育った子供の自立支援についての本は私も持っている。 施設を出た後の子供たちの未来について真剣に考えていた大森さんが、施設を出て自立に失敗した元入所者の手にかかって殺害されてしまったことは、本当に残念でならない。 やりきれない思いがするのである。

幼少期に親に死に別れたり、児童虐待にあったりして、家庭で育つことのできない子供たちが養護施設や里親のところで「社会的擁護」を受ける。 その子供たちは、18歳になると社会的擁護からはずれ、自立をしなければならない。

昔は、養護施設を出た18歳になりたての若者は、保護者も保証人もないまま社会に放り出され、アパートを借りるのも、仕事を見つけるのも、普通の家庭で育った人には理解ができないぐらい苦労をして生活を始めなくてはならなかった。

今は、大森さんらの研究や働きかけにより、18歳で施設を出る人たちの「自立支援」に対して行政も昔よりは対策を考えるようになってきており、ピアサポートというか、施設で育った当事者たちによる「居場所」も昔に比べると増えてきており、助成金などもでるようになってきた。

この問題は、イギリスでも注目されていて、社会的擁護を受けた人たちを「ケア・リーバー」と呼んで、各地方自治体にケア・リーバーたちのフォローアップを義務付けている。 要するに、彼らの就職、住まい、その他社会人として適応できているかどうかの支援を提供することになっている。

幼い時に、家庭内に幸せな子供として育つ環境がなく、やむを得ずに施設や里親と言う社会的擁護によって育てられた子供たちが、18歳になったとたんに自立ができるかといえば、それは大変に難しいものがあるだろう。

いまは、大学に通ったりしている子供は18歳を過ぎても施設にとどまることも許されることがあるというが、通常は高校を出た段階、あるいは高校を中退した段階で施設を出なくてはならない。 つまり、社会人として、経済的自立を強いられるのである。

1月に、府中刑務所に見学にいった。 またいつか詳しく書こうと思うが、その時に聞いた話では、再犯を犯して入所している人は3割を超す、ということだった。 犯罪を犯し、刑務所で服役してシャバに戻っても、そのあと就職し、経済的自立ができて住むところが得られなければ、彼らは再犯してまた戻ってくる。 

社会に彼らに対する受け皿がないことが、再犯につながっている、というお話だった。 刑務所の中では作業をして、色々な技術を身に着けることができる。しかし、それを生かすことができなければまた刑務所に戻ってくるしかない、ということだろうか。 彼らの居室を見せてもらった時、私が一番興味をもったのは、彼らの個別の本棚であった。

相部屋に住んでいても、一人一人の服役者は机と本棚と布団一式が与えられている。 その彼らがどんな本を読んでいるかに一番興味があったのである。 中国語の教科書があったり、新田次郎があったり、へええ、と思ったのは「こち亀」の漫画が数冊置いてあったり。 そんな中にITや技術系の参考書があったりして、退所した後の生活を考えてのことなんだろう、と本の持ち主に思いを馳せた。

つらい環境から子供たちを救い出し、社会的擁護に入れて育てる。 しかし、行政によるケアが終わった後、厳しくてつらい社会に、家庭という経験を持たない子供たちが、家族や実家という支援者や避難場所を持たないで18歳で出ていくのである。 一般の人たちが当たり前に持っている常識も、知識もない子供たちである。

また虐待を受けた子供たちは、「愛着」を形成することができず、人に対する信頼感がなかなか育たない。 ネグレクトを受けて育った子供はコミュニケーション障がいを持つことも多く、学校や職場で人間関係に問題をきたす場合がある。 就職できても長続きしないことが多いのである。

児童養護施設で長く仕事をつづけた大森施設長は、そのことを身をもって知っていたのだ。 だから施設で育った子供の自立支援の大切さを本に著し、機会があるごとに多くの人に訴えてきたのだ。

虐待を受けた子供が引き起こす問題は、そもそもは大人の責任なのである。 まずは、加害親である。 そして、親が加害者になってしまう背景を放置していた行政であり、社会である。 

家庭で愛されず、暴力を受けたり育児放棄を受けた子供たちは、常に緊張を強いられ、大人への信頼感を醸成できない。 行政介入があって保護され、社会的擁護を受けるにしても、日本では7-8割は大型施設での養育で、家庭的な養育を受けることは欧米に比べて少ない。

施設での養育が必ずしも悪いわけではないが、乳幼児など幼い子供であればあるほど、担当の職員が昼と夜で当番制だったり、数年でいなくなったりする環境は適切ではない。できれば里親養育を受けて家庭的な環境で育つか、特別養子縁組を受けることが望ましい。

、もちろん虐待を受けた子供がすべて、養護施設で社会不適応な人間に育つわけではない。 むしろ、そういう人の方が少なく、ほとんどの子供は施設で職員にしっかりと面倒を見てもらい、まっとうな社会人に育つのだ。 しかし、この子たちが施設を出た後に直面する社会の厳しさは、やはり一般の家庭で育つ子供たちの比ではないことは、自立支援ホームを経営している人たちの書いたものを読むとわかるのである。 

逆境から救い出されて施設で数年過ごした子供たちは、社会に出た後に受ける差別や
った時に相談する人や場所のない厳しさに直面するのである。 この子たちには、経済的資源だけでなく、教育的資源も、人的資源も、社会的資源もない。 資源のない人間は、逆境に対するリジリエンス(跳ね返す力)を持てないのである。 ギリギリの時に、手を差し伸べてくれる家族や友人、コネで仕事を見つけることもできなければ、地域に相談にのってくれる知り合いもいないからである。

安定した職業に従事することが難しく、経済的自立が破綻し、住まいを失ってネットカフェ難民になり、自暴自棄になった22歳の容疑者が、その怒りを向けた先は、そういう子供たちの行く末を真剣に考えてなんとかしようとしていた大森さんだった。 なんという皮肉、なんというやりきれない展開だろうか。 この子は、自分の人生が行き詰った時に頼っていける親も、怒りをぶつけるべき親もいなかった。 だから自分を育てたはずの施設に戻り、そこで刃物をふるったのである。 「施設に恨みがあった。誰でもよかった」と。

虐待は、予防できるものならするに限るのである。 始まってしまった虐待は、もうすでに子供の精神にダメージを与えてしまっている。 ただ一度の暴力でも、それが子供の心に残す傷は大きい。 自分を守り、慈しんでくれるべき大人である親が、自分を攻撃してくるのである。 自分を愛し、面倒を見てくれるべき大人である親が、自分の空腹や寒さについて無関心なのである。 子供は心の中に悲しみ、怒り、恨みを抱えて育つだろう。 行政が介入して保護しても、この子供の心の傷をいやすのは並大抵ではないだろう。

殺人の動機の詳細はまだわからない。 が、大森施設長が過去に彼にひどいことをしたとは考えられない。 今回も容疑者に対し、「どうしたんだ?」と声をかけていたという。 今、養護施設は、ケア・リーバー、元入所者が退所後に問題を抱えていたら支援をすることも義務付けられているというが、これもまた、予算やリソースを増やさずに、仕事だけ押し付けても、なかなか回っていかないだろう。

たとえば、普通の18歳であれば、仕事でうまくいかなければ親や友人が相談に乗るだろう。 それに代わる人材をどこかに用意しておくこと。 出身の施設でもよいし、NPOでもよい。 また無職になれば、通常であれば実家にもどったり、親から生活費を借りたりするのは普通の若者である。 それにかわる支援ができることも必要であろう。 英国にはそういうチャリティが存在する。

18歳まで社会的擁護を与え、そのあとはポイと社会に放り出すのではなく、自立支援という部分にもっと力を入れて、立派な納税する市民に育つまで、親に代わる支援をすることも、国家と社会の責任かもしれない。 18歳なんて、まだほんの子供なのである。 親の育児が不適切と言って、親から切り離して引き取ったのであれば最後まで面倒を見ることが大切なのではないか。

だからといって、自分の人生がうまくいかないことをすべて人のせいにし、刃物を持って自分の面倒をみてくれた施設に乗り込むようなことを許すというのではない。 そういうことが発生しないよう、最後の詰めのところまでやってこそ、一人の自立した社会人となるまで見届けてこその、社会的擁護なのではないか、と思うのである。

そして、経済学的に言えば、反社会的行動をとらない納税者を育ててこそ、かけたお金のコストパフォーマンスが良い、と言えるのではないだろうか。


難民 関連ツイート

@Mazarinades_jp レイラスリマニはマクロンの移民、難民の扱いについて激しく批判してますね。この方が仏語圏大使になったと聞いた時は政権に取り込まれてしまって残念、、と思ったけどだいぶまともな方ですよね。https://t.co/CHaCAtGa9f
82件のコメント https://t.co/Fa7NiYpc3D “事件で注目される「ネットカフェ難民」 そのあまりにも「異様」な実情(今野晴貴) – 個人 – Yahoo!ニュース” https://t.co/JpSuykSw75
@aiueo_tae じゅうまんまんはすごいお
情報難民なんだけど
@53neet_hanada いや、神なんかじゃないですよw

うーん…難民でも仲良くしてくれるひとが少しづつ増えたらいいと思うのでいなくなっちゃめ!ですよ?

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