添い寝復活

不貞行為とは民法７７０条に規定された離婚

事由として認められる離婚原因の一つ。

配偶者以外の異性との肉体関係を指す。

探偵が不貞行為の証拠として

把握できるのはせいぜいラブホテルからの

出入りを撮影することで、不貞行為が

あったと推認できる証拠を提出するのが

限界。

その上で、二人で仲良くいる様子なども

撮影し、親密な関係性を立証する。

一般的には複数日その撮影をくり返し、

不倫相手の身元を判明できれば、

慰謝料請求も可能となるのだ。

ところが、ラブホテルからの出入りを

撮影し、親密な関係性を立証したにも

関わらず、事実関係を否認し続け、

ついには不貞関係がなかったと家裁から

の判決を勝ち取った不届き者が存在する。

ラブホテルに荷物を持って入室。

早朝、その荷物を持ったまま

不倫相手の女性宅へ送り届ける。

こんな様子を撮影し、調査報告書に基づき

離婚調停と不倫相手への慰謝料請求を行う。

離婚調停日、調停に同行した探偵は驚いた

相手方控え室に不貞夫と不倫相手がいる。

離婚調停にも同席するようだ。

相手方不貞夫と不倫相手の主張は

ラブホテルからの出入りと不倫相手の女性宅

への出入り関しては認めるが肉体関係がない

よって、不貞行為は行われていない。

そして、調停員に提出されたのは　診断書。

内容は男性機能の低下。

さらに　　機能向上の薬も処方拒否

している。

調査会社から得た調査情報は無駄に終わる

それでも、調停員は不適切な関係は

事実であり、事実関係を認めるように

説得をするが、応じず離婚調停は次回を

待たずに不成立となった。

不貞夫がサレ妻に対して、次回ラブホテルへ

行った際、不貞夫と不倫相手に同行し

その目で確かめることを提案した。

『お前も一緒に添い寝すればいいだろう』

不貞夫の暴挙に呆れて、調停は裁判へ。