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「3回連続の特例など認められない!」
「全日本を軽視しているとスケ連幹部もおかんむりだ」
「好きな試合だけ出るなんてことが許されるはずがない!」
「老害!ひっこめ!」
と、結弦くんを悪し様に罵る連中が現れています。
もちろん選考基準に照らし合わせると、世界選手権に結弦くんを選出しないほうがおかしいということになるのですが、勉強をしない人ほど怒ることで自分を主張している気になるものです。
なので、今回は選考基準はどうなっているのかを少し考えてみたいと思います。
18-19シーズンの選考基準は。
1. 世界フィギュアスケート選手権大会
(男女シングル3枠、ペア、アイスダンス各1枠)
(1) 男女シングル
① 全日本選手権大会優勝者を選考する。
② 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。
A) 全日本選手権大会2位、3位
B) ISUグランプリファイナル出場者上位2名
C) 全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名
③ 以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、① ② で選考された選手を含め 3 名に達するまで選考する。
A) ② の A) から C) に該当し、② の選考から漏れた選手
B) 全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンワールドランキング上位3名
C) 全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンベストスコア上位3名
※ 最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である(補欠の選考はこれに限らない)。
ただし、過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、世界選手権大会時の状態を見通しつつ、選考することが ある。
毎年、選考基準は微妙にマイナーチェンジしています。
16-17シーズンまでのワールド選考基準には、③の選考対象として「全日本6位まで」という記述があったのですが、先シーズンからなくなっています。
私は以前、結弦くんがインフルで欠場した時に「体調不良のまま出場して7位以下になった場合、選考対象から外れてしまうのではないか?」と書いたことがあるのですが、この部分はやはり判りにくかったと思うので、無くなってよかったと思います。
読んでいただくと判る通り、この規定で判定に必要とされているのは全日本の成績だけではありません。
それをわかりやすく、各選手の現在の成績に当てはめながら考えてみます。
◆全日本優勝者は確実に選考。
◆ファイナル出場者上位2名(カッコ内はファイナルでの成績)
1位、羽生結弦(棄権)、2位、宇野昌磨(2位)
※結果として棄権にはなりましたが、出場権を得た順位であれば上記の通りです。
そして、13-14シーズンで、補欠で繰り上がりファイナルに進出し3位に入ったノブよりも、GPS2連勝のまっちー(ファイナルでは4 位)と日本人3位で通過した高橋大輔(棄権)がソチオリンピックに選出されたことを考えると、「棄権」も「ファイナルでの成績」も問題ではなく、ファイナルに進出した時の成績のほうが評価されているということになると思います。
◆ワールドスタンディング上位3名。
1位、宇野昌磨(1位)、2位、羽生結弦(3位)、3位、田中刑事(15位)、4位、友野一希(23位)、5位、須本光希(35位)
◆シーズンベストスコア上位3名
1位、羽生結弦(297.85)、2位、宇野昌磨(277.25)、3位、友野一希(238.73)、4位、田中刑事(221.92)、5位、 島田高志郎(220.45)
※シーズンベストスコアは国際大会で残した成績が記録されるため、国内大会のスコアは選考対象になりません。なので高橋大輔のスコアは選考対象に入りません。
デカは先シーズンは260点くらいまでスコアを伸ばしていたのですが、今季は伸びていませんので、シーズンベストスコアでは友野くんの下になります。
結弦くんは、ファイナル出場順位1位、世界ランキング日本人2位、シーズンベストスコア1位という、ぶっちぎりの成績を残していますので、
「ただし、過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、世界選手権大会時の状態を見通しつつ、選考することがある。」
という項目に照らし合わせても、選考されるのは全く問題ありません。
同じように、もしショーマがインフルにかかったり演技中に靴が壊れて途中棄権なんてことになっても、上記の理由で選考されると思います。
この場合「けが等」の「等」に含まれます。
というか、ショーマが優勝した場合、②はB)とC)、③はA)B)C)に該当する結弦くんが真っ先に候補に上がるのですから、ここで結弦くんを外すということになれば、それこそ選考基準なんてあっても意味がないものになってしまいます。
反対に、高橋大輔が選出される可能性としては、
◆ファイナルに出ていない。
◆シーズンベストスコアを持っていない。
◆世界ランキングを持っていない。
◆国際大会に出場するためのミニマムスコアを持っていない。
以上の理由でほぼゼロです。
もちろん、他の選手がボロってしまい高橋大輔が優勝してしまった場合は選出しなければいけませんが、この場合ミニマムを取る必要があります。
ミニマムスコアを取れる国際大会は、年が明けてからではほとんどありません。
唯一いけそうな「トルン杯」には投資会社のトークショーとかぶっているようなので、さすがにゲスト目当てのトークショーでお客を集めていながらそれをすっぽかして行くということは社会人のモラルとして許されないでしょう。
また、強化選手ではないのでスケ連からの派遣とはならないと思いますので、行くとしたら自費です。
ソチの前、ミキティはスケ連を無視する形で妊娠出産したため強化選手を外され、オリンピック出場資格を得るため、高須院長の支援を受けて自費で国際大会に出場してい
した。
つまり普通に考えれば高橋大輔は、例え全日本で優勝してもミニマムが取れない以上は世界選手権には出場資格がないのです。
本人も、当初は国内の試合だけと言っていましたが、その後「まわりに求められれば国際大会にも出るかも」と、相変わらず一貫性のないことを言っています。
イヤラシイところがあるとしたら、元々カップル競技にのみだった「選考されてからミニマムを取るのも許される」という項目に
「・ ISUが出場のためのミニマムポイントを設定している競技会派遣選考に際し、最終選考会時点で当該競技会のミニマムポイントを持っていない選手・カップル は、ISUの定める獲得期限日までにミニマムポイント獲得を条件として選考することがある。」
というように「選手」という言葉が入っていること。
常識的に考えれば、カップル解消などで新しくペアを組んだ選手などは片方がミニマムを持っていなかったりする場合もあるのでそれに対応する文言かな?と思うわけですが、最悪、高橋大輔もこれに該当させようと思えば該当するわけなんですよ。
そこが少しイヤラシイところですが、でも、そうやって強化選手でもない一度引退した選手を、無理やりミニマムを取らせてまで世界選手権に出させるなんてことをした ら、それこそイタリア解説じゃないですが「スキャンダルだ!」ですよね?
選考基準は何一つ満たしていないのに、どれだけ優遇されたら気が済むの?
フジテレビは何を握られて関西スケ連の太鼓持ちになってるの?
そんなに聖子ちゃんとのチューには威力があるの?と誰もが思ってしまいますよね?
さすがにスケート連盟もそんな馬鹿な判断はしないでしょう。
北京まであと3回しかワールドはないんですよ。
今1番必要なのは、3枠を維持したまま一人でも多くの若手に、北京までの経験をつませることなんです。
中国はミラノワールド直前にハンヤンが棄権し、ボーヤン一人で枠取りに行った結果、遂に1枠になってしまいました。
ソチの時のロシアもそうですが、1枠になってしまうと持ち直すのは大変です。
日本は幸い結弦くんとショーマがいれば今回も3枠は安泰です。
でも、結弦くんが引退するまでに、ショーマのほかにもう一人、コンスタントに10位以内に入れる選手を育てなくちゃいけません。
2枠ではどちらかがボロった時にどうしようもなくなります。
もちろん、3枠あっても他の二人が12位以下になって枠を減らすこともあるのですが、それでも2枠よりはずっと安心できます。
アンチは結弦くんを老害と呼んでいますが、確実に枠取りに貢献できる結弦くんが老害なら、尚のこと、高橋大輔に渡す枠はないはずですよね?
多くの方が、良く確かめもせずに特例特例と騒いでいますが、全日本出場が「必須」であり特例項目がなかったのは「ソチオリンピックの選考のみ」です。
ソチシーズンであっても世界選手権には「怪我などを考慮する」という項目は入っていました。
なので、あのシーズンも、怪我をしていた高橋大輔が例え全日本に出なかったとしても、世界選手権には選出された可能性は高いのです。
ただ、オリンピックに出たかったから無理を押して全日本に出たのでしょうから、そこの判断の責任は完全に高橋サイドにあるということです。
そして現在の世界選手権の選考基準には怪我を考慮するという文言は普通に載っています。
「おかしい!」と言って騒いでいいのは、ソチ前の全日本を欠場してもなおかつ選ばれた選手がいる場合のみです。
「今まで羽生のように、3回連続で全日本を欠場して選ばれた選手はいない!」
という理屈は完全に問題を履き違えています。
「今まで、羽生を代表から引き摺り下ろすことができるほどの選手が一人も現れていない」
が正しいのです。
それどころか、そのほかの選手はどんどん結弦くんに引き離されているのです。
怪我であれ病気であれ、そんな結弦くんに枠取りを依存しなければ枠が取れていなかったというのが正解なのです。
確かにミラノワールドでショーマ2位、友野くん5位となり3枠は確保できました。
それをもって「羽生なんていなくても枠は取れたんだ」と言っていた人もいましたが、ミラノはちょっと試合として低調だったから2位と5位になれたのです。
ヘルシンキワールドのスコアに落としてみると、ショーマは7位、友野くんは9位です。
安心なんてとてもできません。
フジの内部の方がツイッターで結弦くんにネチネチ不満を言っているのも目にしましたが、アマチュア大会の出場選手の一人に過ぎない結弦くんの動向で右往左往するなんて、もう会社として終わっています。
それはつまり、ネチネチ言いながらも結局、結弦くんの人気に頼り切っていたということです。
結弦くんを表に出してスポンサーを集めていたのかもしれませんが、テレビ局がいちアマチュアアスリートにしがみついていたのだとしたら、それはとても恥ずかしいことです。
そういうところがフジテレビの余裕の無さを感じさせ、少しずつ会社が傾いていくことになるのではないでしょうか。
大丈夫、今年は女子のほうが盛り上がります。
女子は群雄割拠です。
ここは女子に注目を移すくらいのことをしなければいけないでしょう。
機を見るに敏でなければ、フジテレビからどんどんスポンサーは撤退していくばかりですよ。
というわけで、ワールド選考にグチグチ言う前に自分でも選考基準を読んでみましょう。
選考基準を読んでもなお納得がいかないのであれば、それはただ自分が結弦くんを嫌いで、何を言われても聞く耳を持ちたくないだけです。
そんなのはただの感情論です。
そこには正義もなければ理念もありません。
自分は、ただただ悪態を吐いて怒りをまき散らす、恥ずかしい生き物だと言っているだけのことです。
怒りには正しい情報で粛々と対応するのが私のやり方です。
怒りに怒りで対応すると、結局自分も相手と同じメンタルになってしまうからです。
もちろん、全日本はまだ終わっていないのですから結果がどうなるかは誰にもわかりません。
でも、まあショーマはSP、FSで計3回コケても優勝できるでしょう。
そして、選考基準に則って結弦くんが選ばれます。
世界選手権を盛り上げなければいけないISUにとって、結弦くん
がいない世界選手権など論外です。
そして、3人目は、あくまで私の見解を言わせてもらうなら友野くんを推したいと思います。
2022年まで、もう時間はないのです。
その頃までには佐藤駿くんだって18歳です。
コーシローだって21歳です。
早く世界に出して、経験を積ませないといけません。
結弦くんも北京五輪に出るなどと言っている人達も増えてきましたが、私はそこまでは望んでいません。
今の足首を考えれば、あと3年以上は過酷すぎます。
でも、あともう少し頑張って、世界で戦う王者の背中を後輩たちに見せてあげて欲しいですよね。
先輩たちが色々やらかして少々嫌なイメージが広がってきていますが、これから先オリンピックを目指す子供たちにそんな負の遺産は残したくありません。
結弦くんは子供たちの希望であり目標です。
その道が正しく伸びていけるよう、これからも応援していきたいと思います。
以上
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定量戦で1着賞金は6700万円と、「GII以上GI未満」という位置づけにある。マイル路線とスプリント路線の一流馬が集結して、毎年豪華な顔ぶれが揃うが、そのわりにはなかなかすんなりとは収まらない。過去10年で1番人気の連対は2回のみと不振で、一筋縄では収まらない波乱含みのレースだ。
1.重賞実績は必須
過去10年の勝ち馬のうち、それまで重賞未勝利だったのは2008年のマルカフェニックスただ一頭。その年はGI級が不在で、例外的にメンバーが薄い年だった。実績馬に有利な定量戦であり、既成勢力の壁は高い。昨年は条件戦を4連勝して挑んだモズアスコットが1番人気に支持されたが、4着に敗れた。
2.前走凡走馬が一変する
2013年のリアルインパクトは前走10着から巻き返して勝利して、2010年の勝ち馬キンシャサノキセキも前走は13着だった。過去10年で前走で掲示板内を外していた馬が4勝して2着も7回あり、前走の凡走に神経質になる必要はない。
3.関東馬が強い
過去10年で関東馬が8勝していて、2着も6頭(うち1回は2着同着)。出走数では関西馬の半数程度ながら、勝率でも連対率でも圧倒的な成績を収めている。
ムーンクエイクはスプリントの前2走で惨敗を喫しているが、短距離の忙しい流れに乗れなかったのが原因。さらにスプリンターズSでは故障馬がでたことによる不利もあって、まったく力を出していない。間隔を開けてリフレッシュ、京王杯スプリングCをレコード勝ちした1400mに戻って、本来の力量を見直したい。
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ちなみに2日とも狼さん囲えてたぽい!
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