森が心配です。海が心配です。ノルマが心配です。

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ノルマについてのハイセンスなあなたのサイト

今日、開店時間前に、新しいママに呼ばれました。

時間にして、約二十分の話し合い。

細かいことまでは覚えてないけど、要約すると以下の通り。

(今日は、ほとんど会話だよ)

「あなた、アフターに行かない主義だそうね」

「はい」

「なんで、行かないの?」

「仕事とは、思ってないからです」

「アフターも、立派な仕事でしょ」

「同伴はノルマがありますが、アフターにはノルマはありませんので」

「ノルマがなければ、しないの」

「なんで、する必要があるんですか? 私は、毎月、お給料の3倍から5倍は売上を上げているし、トップではないけど、毎月売上の上位に入ってるんですよ」

「アフターをすれば、もっと売上を上げれるじゃないの」

「私のお客様は、アフターをしようがしまいが、お店に来てくれる回数は変わりませんので」

「だったら、他の子のお客に付き合えばいいじゃない」

「尊敬しているお姐さんやママのお客様だったら付き合いますが、そういう方は、よほどでないと、そんなことを言ってきませんので」

「自分からやろうとは思わないの」

「思いません」

「あなたの辞書には、チームワークって言葉がないの」

「ありますよ。誰よりも、チームワークを重視しています」

ママの眦は吊り上がり、鬼女かというくらいの面相になっていました 笑

「社長に、あなたには触るなと言われたんだけど、あなた、社長の女なの」

「だから、強気に出ていると?」

「それしか考えられないでしょ。一介のホステス風情が、ママである私に、ここまで楯突くなんて」

「完全に枕脳ですね。そんな下世話なことしか思いつかないなんて」

「なんですって」

ますます、鬼女の顔に 笑

「あなた、私を舐めてるの」

「舐めるもなにも、私は、あなたのことをそれほど知りません。それにね、一介のホステス風情というあなたこそ、お店の女の子を舐めてるでしょ」

「生意気な女」

「私は、質問に正直に答えただけです。それを生意気だと言われるなら、これ以上話していても、時間の無駄でしょう」

「待ちなさいい」

立ち上がりかけた私を、ママが制した。

「このことは、社長に伝えます」

「どうぞ、ご勝手に」

「あなた、クビになってもいいわけ?」

「いつでも」

私は、思い切り微笑みました。

「接客と
うものは、お店の中でするもの。アフターは、いわゆるサービス。しっかりお店とメールでお客様とコミニュケーションを取っていれば、アフターなんてしなくても、お客様は来てくれます。アフターに付き合わなければ、お店に行かないなんてことを言うお客様はこちらから願い下げですし、アフターに付き合って一回でも多くお店に来させようなんて考えもありません。それに、本当にお世話になっているお客様とは、アフターも行きます」

怒った顔もせず、微笑を浮かべながら淡々と言う私に、ママはなにやら恐怖を感じたみたい。

「わかった」

それ以上、文句を言おうとしませんでした。

「最後に言っとくけど、私があなた以外の子に、アフターを命令しても、茶々は入れないでね」

「入れませんよ。私は、それほどお人好しでもないし、暇でもない。みんな自立した子ばかりなんで、その子達があなたの言う通りに売春しようがしまいが、私には一切関係ないし、興味もありません」

「売春ですって」

「私の中では、お客様とホテルに行くというのは、女を磨くということではなく、ただの枕営業。つまり、営利が絡んでくるわけなので、売春と同じなんです」

「いつ、私がホテルに行けと言った」

「昨日、おっしゃってたじゃありませんか。アフターやお客と寝るのは当たり前だって、女を磨くチャンスだって」

「……」

「ま、そんなことは、私にはどうでもいいことです。ただ、あそこの店は、簡単に客とやらせてくれるぞなんて評判が立ってしまうと、お店の品格が問われますので、そこだけは気を付けていただければと思います。ね、お店のこと、ちゃんと考えるでしょ」

なぜか、ママは、薄気味悪いものを見るような顔で、私を見ている。

で、ここで話はお終いと言いたいところですが、お店が終わってから、社長に呼ばれました。

「こうなるんやないかと心配しとったが、おまえ、よう言うてくれたな」

怒るというより、ため息。

「おまえみたいな女は、直ぐクビにしろって、えらい剣幕で言ってきたぞ」

「そうですか」

「どうせ、一年以内に辞めるんや。今更クビにするつもりはないけど、あいつと揉め事だけは起こすんやないぞ」

「向こうからなにも言ってこなければ、私からは言いませんよ」

「そうやな。多分、もうおまえには、何も言ってこんやろ」

社長とも、これでお終い。

ママには、他にもいろいろ言われたような気がするけど、忘れちゃった。

ほんと、夜の仕事には向いてないな。

というか、サラリーマンにも向いてませんね 笑

おやすみ

見ろ!ノルマがゴミのようだ!

1週間ほど前に、

勤務先に一人の女性がいらっしゃいました。

商品を手に取り悩んでいる様子の女性。

普段は、自分から声をかけない私。

でも、その女性には声をかけた。

何かお探しのものはありますか?

この商品のミニサイズはありますか?

ミニサイズが欠品中で、通常サイズでよければありますよ。

私の職場はノルマもない。

それに私は商品を売ろうという気がない。

気に入った人は勝手に買ってくれると思っているから。

この女性は、

ニキビに悩む娘のために、

以前このクリームを買ってあげたとの事。

で、無くなったのでまた買いにきた。

娘がニキビで酷く悩んでいる。

藁にもすがる思いで

色んなものを片っ端から、試している娘。

少し良くなったと思っても

また新しいニキビが出るの繰り返し。

鏡を見ては毎日落ち込み、

周りには綺麗な友達ばかりで

本人はとても辛そう。

と説明してくれた。

その娘は、

まるで学生時代の私のようだった。

当時の私は、

ニキビが嫌で、

親に八つ当たりをしてた。

ボコボコで、真っ赤な肌。

スキンケアに興味のない母は正反対にツルツル。

「普通の肌になりたい」

キレイな友人と比較して落ち込む毎日。

鏡を見てはストレスを溜める。

でも確認せずにはいられない。

コンプレックスの肌を指摘されることが最大の弱点。

だから弱点を悟られないように、

学校では極力明るく振る舞う。

外ではフルで明るいふりをしているので

帰宅後は疲労困憊。

「ハピって悩みなさそうでいいな」

そんな風に言われることもあった。

そんな私のストレスの矛先は両親に向けられた。

なんで私だけがこんなに汚い肌なの?

どうして私だけこんな風に産んだの?

こんな辛い人生なら産まないで欲しかった。

そんな言葉を泣きながら、お母さんにぶつけた。

代われるものなら代わってあげたいよ。

だったら代わってよ!

私の肌を全身ひん剥いて、

お母さんの肌と交換してよ!!!!

いい加減にしなさい。

大人になれば、きっと良くなるから。

普段、外では感情を抑え、

普通の精神のフリをするのが

私の精一杯だった。

肌が汚い私は、生きてる価値がない。

何が楽しくてこんな肌で明日も生きないといけないんだ。

死にたくないとこの世を去る人がいるのなら、

どうにか私とその子の命を交換できる仕組みがあればいいのに。

そんな風に思って、毎日生きていた。

それが学生時代の私。

今でも肌は、コンプレックス。

だけど、昔に比べるとだいぶ良くなった。

かつて憧れた美容のお仕事をする日が来るなんて夢のようだった。

目の前のそのお客様は私に言った。

いつも悩んでいてかわいそうで、

代われるものなら代わってあげたいんですけどね。

その言葉を聞いた瞬間、

目の前にお母さんが現れたのかと思った。

娘さんは、たくさん我慢していると思います。

友達と比較して落ち込んでいて、

自分の感情をどう処理したらいいのか分からないんだと思います。

だから、一番心を許せるお母さんに

ストレスをぶつけることもあるかもしれない。

でも、決してお母さんを傷つけたくてそんなことを言ってるわけじゃないんです。

私も学生の頃そうだったから。

娘が、毎日鏡を見ては、

『またニキビが出来てる。

また酷くなってない?』

と私に聞いて来るんです。

なんて答えたらいいのか分からなくて…

ニキビが出来ていても

「お母さんにとっては世界一かわいい娘だよ」

と、毎日言ってあげてください。

自分では落ち込んでしまうんです。

だけど、子供って両親に否定される事が一番悲しいんです。

どんなに肌が荒れても、どんなに自分のことが嫌いになっても

お母さんだけは私を見捨てない。

どんなにブスでも

どんなに肌荒れしても

お母さんは本気で私のことを可愛いと思ってくれている。

このことがいつか、娘さんの励みになると思います。

私のお店にはたくさんのコスメを置いてるけれど、

正直な話、何を使うか?よりも、

大事なことは、

その人の心の状態だと思うんです。

どんな高価なコスメよりも親の愛情が一番のお薬です。

たくさん娘さんとお話ししてあげてください。

お母さんが泣きそうになっていて、

私も泣きそうになった。

その女性は、結局商品を購入されたけど

私は売ることなんて、全く頭になかった。

ただ、

亡くなったお母さんが目の前に現れて

そのお母さんと、

話ししているような気分だった。

お母さんへ。

あの時はたくさん八つ当たりしてごめんなさい。

感情がおかしくてどうしたらいいか分かりませんでした。

いつも私の味方はお母さんだったのに、

きっとたくさんお母さんを苦しめてしまったと思う。

そっちの世界はどうですか?


ノルマ 関連ツイート

ノルマ完全に終わったし定時になるまでグラブルやって帰るか
あー、出来た。
持って帰ってきた仕事。

もうさ、
ノルマって(言葉)使うよねw

「本日のノルマ達成!!」

あとは、
先生からの指示を
あれば頂戴します。

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